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株のプロの発言に左右される、不健全な日本株
「株のプロとか専業トレーダーとかって言っても、ニュースで流れる経済指標や要人の発言とか、力のある投資家が何を買っているか、みたいなことばかりを必死になって追いかけている。実際に企業がどんな商品を売っていて、それが世の中にどういう風に受け入れられているか、みたいなことを、丁寧に調べている人って、むしろ少数派さ」
エビ銀は日本の株式市場の状態をあまり良いとは思っていない。
「もっと生の意見が市場に反映されないと、頑張っている企業のほうだって報われないよ。君たちのような、ごくごく普通に暮らしている人が、そんなごくごく普通の暮らしの中から見つけた、とっておきのお宝株を買うっていうのは、日本経済にとっても良いことなんだ」
姫奈は自分の投資が世の中に役立つことに喜びを感じた。
「それにプロ連中が、あまりに企業以外のことばかりを見ているもんだから、素朴な発想で、素直に企業を評価して株を買って、ただその株を保有し続けるだけで、プロ以上に儲けることができる。君たちはそういう投資家を目指すといいよ」
信二が質問する。
「今回のように、同じ業種で、同じような理由で成長している、良い株を2つ以上同時に見つけた時は、どうするのが良いのでしょう?」
これにはマハ・カラが即答した。
「2つとも買えばいいじゃん。まだ1社しか買ってないんでしょ? 2つ買っても、まだ全部で3社じゃん。目標は5社なんだから」信二は腑に落ちない。
「そうなんですけど……。5社に投資する理由が、分散してリスクを減らしながらも、一方で5社だけに投資先を集中することで高いリターンを目指すっていう、両取りの発想だと思うんです。その場合、同じ業種で、同じ理由で成長している2社なら、リスクがカブるので、どちらか一方に絞ったほうがいいのかなぁと、素人ながらに感じたんです」
