謎の居酒屋で出会った「株で大儲け」の大富豪が、平凡な20代夫婦に教える…「大金持ちになれる」具体的な株投資の手法

謎の居酒屋で出会った「株で大儲け」の大富豪が、平凡な20代夫婦に教える…「大金持ちになれる」具体的な株投資の手法
(※写真はイメージです/PIXTA)

「骨董品・古本・居酒屋『三福』」で、昭和の大投資家「エビ銀」と出会った20代の夫婦・信二と姫奈。エビ銀に株投資のいろはを教わる2人は、次の投資候補を探していきます。本稿では、奥山月仁氏の著書『株小説エビ銀 路地裏の大投資家が教えてくれたこと』より、「身近なお宝株」発掘術を紹介します。

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株を買うための調査として購入した商品

翌日、三福はずいぶんと賑やかだった。

 

「ぎゃーっ、その香炉だけはやめて!! いくらの代物だと思ってるの!!」

 

サラ柴の悲鳴が聞こえてくる。

 

「こらーっ、お前たち、運動会はやめろ。おとなしくしないと、もう連れてこないからな!!」

 

どうやら、マハ・カラの子供たちが来ているようだ。

 

「こんにちは」信二たちが入口を開けると、幼稚園児ほどの小さな男の子が2人、姫奈に飛びついてきた。

 

「わー、かわいい。双子さんですか?」

 

「やぁ、姫ちゃん。そうなんだ。そっちが岩治で、こっちは金太」

 

「岩治と金太? 古風な名前なんですね」信二が反応する。

 

「うん。妻は日本人だから、日本らしい名前にしたいって」今度は姫奈が反応する。

 

「ところで、マハ・カラさんって、おいくつなんですか? まだこんなに小さなお子さんがいるなんて」

 

「えっ、ボク? 今年36歳」

 

「ええーっ? そんなに若いんですか」信二も姫奈も驚いた。確かに36歳といわれるとそんな風にも見えるが、2人は勝手に50歳前後と予想していたのだ。

 

「老け顔ってよく言われるのよ。あんたたちもボクのこと、もっとジジイと思ってたんでしょ! ガハハハハ」

 

信二は頭を掻きながらも、否定はしない。

 

「あっ、そうだ。これ、君たちにあげるよ」

 

ここに来る途中、スーパーで買ったハイキッスの新商品をカバンの中から取り出した。株を買うための調査として、スポーツショップやドラッグストアではプロテインや健康食品を、スーパーではお菓子や飲料品を調べていたのである。そのついでに、モリタン製菓のお菓子も買っていたのだった。子供たちは喜んで食べ始めた。

 

「ありがとう。2人とも大好きなんだ」信二たちがいつもの席に着くと、マハ・カラは子供たちを連れて出て行ってしまった。

 

「うちの子がいると邪魔でしょ! それに今日は井の頭公園で象を見る約束なんだ」

 

井の頭公園には小さな動物園があって、そこに子供たちを連れて行きたいらしい。ぼーん、ぼーん、ぼーん。古時計が3時を知らせた。

 

「ふーっ。やっと落ち着いたわ」

 

いつものように静まり返った店内で、サラ柴は汗を拭く。

 

「さて、今日は新しい銘柄を探してくる約束だったよね。何か良いのは見つかったかな?」

 

エビ銀の質問に姫奈が答える。

 

「はい。今回もそんなには自信がないんですが、この会社はどうかなって」

 

姫奈は、信二がエクセルで作ったシートを取り出して見せた。そこにはモリタン製菓と書かれており、PERやPBR、最近の業績推移などがまとめられている。

 

 

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※本連載は、奥山月仁氏の著書『株小説エビ銀 路地裏の大投資家が教えてくれたこと』より一部を抜粋・再編集したものです。

株小説エビ銀 路地裏の大投資家が教えてくれたこと

株小説エビ銀 路地裏の大投資家が教えてくれたこと

奥山 月仁

日経BP

井の頭公園近くの路地裏で見つけた謎の店で、20代の夫婦(信二と姫奈)は昭和の大投資家エビ銀と出会い、株式投資の手ほどきを受けることになる。株のことなどまったく知らない、平凡すぎるド素人の2人をなぜエビ銀は弟子にし…

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