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工事監督に求められるスキルと仕事内容
建築素材の製造現場でも人材不足、工事現場の職人不足という大問題に加えて、本当に建設業界の屋台骨を揺るがし始めているのが、工事監督不足という問題である。
中小建設業者の場合には、社長自らが監督したり、小さな現場では監督はひとりであったり、ひとりで数軒の現場を掛け持ちすることもあるが、大手ゼネコンが受注するような大型建設現場の場合では、工事現場を監督する元請けの本社人材が、ちょうど映画製作における、監督、助監督のようにチームを組んで数名で工事現場を管理することになる。
この道30年といった工事現場の監督は、現代の棟梁ともいえる存在で、ちょうどオーケストラの指揮者のように現場で工事に携わる様々な業者、基礎工事であるとか鉄骨工事であるとかガラスや窓工事、配管工事、電気配線工事といった、ジャンルの異なる作業者を、工事の進捗に合わせ手配したり工事完成まで作業指示をしたりするのが仕事である。
着工から数年もかかるような工事であれば、進捗状況次第で費用の増減も甚だしく、建材の市場価格の変動や人件費なども考慮すれば想定利益を確保しながら、予定の完成時期に合わせるのは至難の業である。
その日々の業務内容を知れば、工事現場の監督の激務が分かると同時に、この職種に就こうと思わない若者が続出している事情も分かってくるのである。
まず、工事現場監督の仕事とは、知識レベルや技術レベルの異なる者同士のコミュニケーションや目的の共有を図る、情報の翻訳・翻案能力が必要とされている。一般的に、建設計画のスタートは事業構想である。ある土地が存在して、そこにある機能を持った建築物を構想する。目的は何か、現代社会において建築目的になり得るのは、公共サービスか社会資本の整備か商業利益か趣向の満足か、といったところである。
たとえば高層マンションであれば、土地を仕入れて建設工事費を負担して出来上がった多数の住戸を販売した結果、仕入れと建設原価以上の収益を得るということになる。公営の文化施設であれば、広く市民にアピールし利用が促進され、利用しやすくリピーターからの評価によって、企画した行政への満足度を増すといったところであろう。
そのような建築目的に則って構想された建築を現実化するため、工事会社には、まずは完成模型やイメージパースを含む設計図として、その情報が渡される。その膨大な設計図と各仕様を読み込み、各種工事下請けに設計図から得た情報を工事見積もり可能な情報として、噛み砕いて伝えなければならない。
建築エコノミスト/一級建築士
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