熟年女性に必要なのは「アップデート」を続ける働き方
シニアとなった私が、同世代の女性と話すと違和感をもつことがあります。それは、昭和マインドのままで、時代の価値観をアップデートしていないからです。熟年離婚を考えていて、生活のために働くのなら、マインドを変える必要があると思います。
とくに昭和と令和の違いを3つ紹介します。
1つ目は「終身雇用から成果主義」になったことです。タイムカードを押しただけでは評価されません。私たちが若いころは、むしろ「出る釘は打たれる」という価値観で、頑張っていると非難されました。しかし、いまは違います。指示待ちではなく、1歩2歩先を読んで動き、クライアントや仲間に貢献をすることが当たり前になっています。
2つ目はリスキリング(学び直し)です。「わかりません」は通用せず、新しいツールやビジネス用語・クライアントの価値観などを、常にアップデートしなくてはなりません。
3つ目は会社組織がフラットになっています。幹部と部下、ベテランと若手が、ともに尊重し協働することが推奨されています。上司が年下なんて当たり前で、「未熟なくせに」「若い人に指示や注意を受けたくない」などといったマインドでは働けません。熟年女性の態度で多いのは「前はこうやっていました」「私は〇〇な人なので、できません」。
あるいはすぐに「教えてください」という人です。「わからないなら学んでこい」というのがリスキリングです。令和の仏の顔は一度まで。若い人は、同じことを何度も聞かれることを嫌うようです。
未知の世界へ足を踏み入れる怖さは、よくわかります。しかし、人生100年時代、働いて収入を得ないと暮らしを楽しむことはできません。私たちは、昭和・平成・令和と激動の時代を生きてきたのですから自信をもちましょう。
若い人を支え、ときにはイジられてあげるぐらいの度量をもてば、あなたは会社にとって必要な人になれるはずです。
Miwa Harmonic Office 代表
夫婦問題診断士協会代表理事
寺門 美和子
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