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改めて考えたい“真の健康”とは何か

ウエルネスとは、単に病気でないことではなく、心身ともに満ち足りて健全であること。精神的に安定し、社会的なつながりがあり、充実していることをいいます。
真のウエルネスを手に入れるためには、医学的サポートは欠かせません。健康に関する情報があふれる現代では、どのアプローチが有効なのか、どのライフスタイルが自分に適しているのか見極めることが難しくなりつつあります。ウエルネスライフの土台となるのは健康(Health)です。
その健康を支えるのが医学であることはいうまでもありません。できるだけ、毎年一度の定期健康診断を受けること、もしくはかかりつけ医や信頼できる医療機関へ定期的に受診していくことはメディカルアプローチの第一歩です。しかし、日本人は不調を感じても医療機関への受診をためらいがちであることが指摘されています。いわゆる「ゆらぎ世代」といわれる女性のうち、更年期症状の悩みを抱える女性が受診した割合は1割にも達していません。明確な病気ではない「不調感」(疲れがなかなか取れない、眠りが浅い、イライラしがち、など)。このようなちょっとした不調を感じたときこそ、医学的根拠に基づいたウエルネスチェックをする良いタイミングかもしれません。
自分の体の内部で何が起きているのか、正確につかむことは重要です。しかし体重や血圧、体温などの基本的な指標を毎日測定することも案外気が進まず、放置してしまいがちです。その間にも、体の中では静かに異変が進行していることも少なくありません。ちょっとした不調の段階から真摯に自分の体と向き合っていくことが、ウエルネスライフを送るうえでは欠かせません。
そこで取り入れていくべきは「バイオハック」です。バイオハックは「科学技術」と「生物学、生理学、栄養学」などを組みわせた言葉で、健康状態の向上や能力の向上を目指す一連の取り組みを指します。例えば、近年注目を集めている検査としては、腸内フローラの状態を分析する検査、体内のミネラル分などのバランスを測定する検査、ストレス状態を把握するための自律神経検査、24時間血糖の動きをモニタリングする検査、旅先で気軽にできる睡眠脳波検査などがあります。
検査結果に基づくバイオハックもさまざまに研究が進んできています。水素ガス吸入療法は、スポーツや美容、慢性疾患の管理など幅広い分野で応用が進んでいます。プロスポーツ選手の間では、酸化ストレスの軽減と疲労回復のために利用されていて、運動後の回復時間が短縮されることが研究されています。アンチエイジング分野においても、水素の抗酸化作用が細胞の老化を遅らせる可能性が研究されています。レッドライトはNASAの研究によって、ミトコンドリアの活性化とATP(細胞のエネルギー源)生成の促進が確認されています。これにより、肌の修復や再生の促進、また睡眠改善効果が期待されています。
医学に裏打ちされた若返りや美容の研究は日進月歩で進んでいます。科学的なバイオハックを取り入れながらも、私たちにはなじみ深い、サウナとアイスバス(12度前後の水風呂)、ヨガや瞑想、呼吸法、食事法や大自然との付き合い方など、日常的に取り入れやすい健康法が、ウエルネス意識の高まりとともに再注目されています。5000年近い歴史のあるヨガやアーユルヴェーダは、その歴史の長さと壮大な先人たちの研究からも根拠に満ちあふれているといえます。
しかし、ある日突然流行する、1つの食材だけを食べ続けるダイエット法や、極端に偏った美容法により、健康被害が拡大した事例も少なくありません。だからこそ、一時の流行に惑わされず、医学的根拠ができるだけあるバイオハックを世界中のセレブリティは厳選しています。週末ウエルネスで専門的なトリートメントを受け、そこで得た知見を日常的に取り入れていく。日常的な普段使いのウエルネスケアをしながら社会や家庭での役割をこなし、定期的に専門的な週末ウエルネスをしっかり受けるサイクルを繰り返していくのです。その目的は極めてシンプルで、若々しく長寿でウエルネスに人生を楽しむためです。
