自分を整え、健康に導く五箇条

健康は自分で手に入れ、つくるもの。決して医療機関だけに任せておけばいいというものではありませんし、ドクターの言うとおりにすれば安心、というわけでもありません。
大切なのは、自分のいまの状態をチェックし、体に起きている変化を正確につかむこと。そして、医学的なケアを受けつつ、自分の知恵とスキルを駆使して健康に近づく努力を始めなければいけません。そのとき必要なのが、ウエルネスな状態に近づき、健康に導くための五箇条です。現時点の自分が、いくつ実現できているか、まずはチェックしてみましょう。
食 ……… 必要な栄養をバランスよく、過不足なく摂れていること
睡眠 …… ベッドに入ったら10〜20分以内に眠りに落ち、必要な休息が十分に取れていること
運動 …… 定期的な運動習慣があり、無理なく続けていること
医療 …… 自分を過信せず、適切に医療のサポートを受けていること
旅 ……… 日常から離れ、心と体を解放する経験を定期的にしていること
この五箇条を実現することで、いまよりもっと良い自分になれるはずです。
“リスター”という捉え方をする

どんなに健康に気を遣っていても、体の中は常にいろいろな変化が起こっています。例えば、更年期。ホルモンバランスによって必然的に体には変化が生じますが、これをネガティブに受け止めてしまう人が多いようです。体の不調や心の乱れを恥じて隠したがる人も多く、周囲から理解を得られないことも多いのが実態です。
ところが欧米では、更年期のことを“the Change of life” と表現します。必然的な変化を前向きに受け止めて、人生の新たなステージに向かう。そんなポジティブな価値観が男女問わず共有されています。人間の細胞は、毎日約一兆個入れ替わるといわれています。変化は決してネガティブなものではなく、新しい自分に出会うチャンス。過去の自分や失ったものにとらわれるのではなく、前向きに捉え、変化に感謝し、新しい自分との出会いに一歩を踏み出すこと。それが「リスタート」という考え方です。
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