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いまを生きる私たちに足りないもの

どれほど充実した毎日を送っていると思っていても、心や体に疲れがたまることは誰にでもあるものです。小さな幸せややりがいを感じる日々のなかで、気づかないうちに心身のバランスを崩してしまうこともあります。
週末がただ「寝るだけの日」になっていたり、朝の目覚めが重たく感じたりするなら、それはあなた自身からSOSが送られているのかもしれません。ちゃんと週末に休息を取っているつもりでも、睡眠不足やストレスの多い日が続くと、「まだ頑張らなきゃ」という緊張感がほぐれず、知らず知らずのうちに体に大きな負担をかけてしまいます。
そんなときは、自分自身を優しくいたわり、「心と体が本当にリラックスできる時間」を意識的に確保することが大切です。無理せず自分に合った方法で心と体のバランスを整え、健やかに自分らしく生きようとする考え方が“ウエルネス”です。それは、自分に足りない部分を埋めようとするのではなく、ありのままの自分を受け入れ、毎日を少しずつ前向きに心地よく整えることでもあります。
慌ただしい現代を生きる私たちには、自分を大切にするための「心と時間の余白」が必要なのです。
ウエルネスな時間を手に入れる

自分にとって「心と時間の余白」をつくることは、それほど難しいことではありません。いつもの習慣にほんの少しの工夫を加えるだけで、心と体に新たな活力が宿ります。この前向きに自分らしく過ごそうとするひとときこそが「ウエルネスな時間」なのです。
古来日本には「養生」という言葉があります。それは心と体の調和を保ち、健康を育むことを意味します。静かに自分と向き合う時間をもち、五感を満たすような暮らしの工夫を取り入れることは、心身のバランスを整え、日々を豊かに彩ります。
例えば夜、寝る前にスマホを手放し、好きな香りのアロマを焚いてみましょう。ラベンダーやカモミールの香りはリラックス効果が高く、深呼吸と組み合わせることで安らぎの眠りへと導いてくれます。
そして、朝はまず窓を開けて新鮮な空気を吸い、軽く体を動かせば、爽快に目覚めることができます。さらに、日光を浴びると、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンというホルモンが分泌されます。これにより気分が安定し、心地よく一日を始められます。
また、食事の時間はウエルネスを意識する絶好の機会です。旬の野菜や果物を取り入れ、味わいや香りを楽しみつつ、一口一口を丁寧に堪能すれば、心まで満たされる喜びを味わうことができます。
