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顧客、メンバー、協力者が集まってくる
ヒューマンスキルは、分かりやすくいえば「人たらし」のスキルです。
仕事では、「あの人に相談したい」「あの人から買いたい」「あの人が推薦する商品なら安心」と思われ、会社の業績も個人の成績も伸びます。商品のジャンルでは、高額な商品、高付加価値サービス、長く利用する商品ほど、人間的な魅力がある人たらしのほうが売れやすいともいわれています。
社内では、人たらしは先輩にかわいがられ、重要な仕事を任されます。
そのような機会が増えるため早く成長でき、分からないこと、つまずくことがあっても周りが丁寧に教えてくれ、支えてくれます。
企業やチームなど組織の成長の観点では、ヒューマンスキルが高く顧客からの信頼がある人ほど商品が売れ、協力会社やパートナーも増えます。顧客のロイヤリティもリピート率も向上し、企業やチームの魅力が高まります。このように、ヒューマンスキルは個人、企業、社会にあらゆるメリットをもたらす重要なスキルなのです。
ITエンジニアとして仕事をするうえでは、もちろんITの知識や経験(テクニカルスキル)が求められます。いくら人として魅力的でも、テクニカルスキルがなければ仕事はできません。
しかし、テクニカルスキルだけが十分にあっても、顧客から相談したくないと思われている人には声はかかりません。
上司や先輩にかわいがられず、機会をもらったり助けてもらったりできない人は成長できません。その点でも、ヒューマンスキルはITエンジニアにとって不可欠なスキルであり、テクニカルスキルと同じくらい重点をおいて習得していく必要があるものなのです。
ヒューマンスキルは文字どおりスキルの一種であり、生まれ持った才能や性格に関係なく、仕事との向き合い方や、人との付き合い方などを通じて習得し、磨くことができます。そのため、ヒューマンスキルについて考えていくうえでは、「あの人は生まれつき好かれやすい人」「もともとかわいがられるタイプ」などと結論づけないようにすることが重要です。
