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生成AI時代、ITエンジニアに求められるテクニカルスキル
IT業界は常に進化し、ITエンジニアに求められるスキルも時代とともに変化してきました。1990年代には、サーバーやネットワーク技術が重視されていました。クラウドが主流になると、今度はSaaSやPaaSなどのプラットフォーム技術や、インターネット越しの攻撃からシステムを守るセキュリティの構築が重要視されるようになりました。
さらに今では、DXやIoT、AIの導入が進み、業務改革やカスタマー・エクスペリエンス(顧客体験)の変革が企業の重要なプロジェクトとなるなかで、ITエンジニアの役割はさらに拡張しつつあります。特に生成AIの登場は、ITエンジニアの仕事のあり方そのものを変えつつあります。
これまで手作業で行っていたプログラム開発やデータ分析がAIによって自動化されることで、単なるコーディングスキルの価値は相対的に低下し、生成AIを駆使して高度な業務を担える人材が求められるようになりました。
実際、多くの企業は生成AIの導入を進めており、PwCコンサルティング合同会社の「生成AIに関する実態調査2024 春」でも、「社内で生成AIを活用中」と回答した企業が増加傾向にあることが示されています。
出所:『Nonテクニカルスキル 生成AI時代にITエンジニアが身につけるべき能力』(幻冬舎メディアコンサルティング)より抜粋
こうした時代の変化のなかで、まさに今、ITエンジニアに必要なのは生成AIを活用するスキルといっても過言ではありません。多くの現場では、AIに適切なプログラムを生成させ、適切に活用する能力が求められます。データ分析やシステム設計の分野でも、AIを使って業務を効率化するシステムを考案し、それを実装する力が必要になります。
企業でDX、IoT、AIなどが浸透したことで、ITエンジニアには、ITのプロジェクトを管理するマネージャーとしての役割も求められることがあります。例えば、自社のサービスをアプリ化し、そのデータをクラウドで管理し、AIで分析するだけでなく、それらを海外拠点ともシームレスに共有するといった包括的なソリューションが必要になったりします。
こうした複雑化するITプロジェクトでは、全体を見渡しながらプロジェクトを推進できるスキルが不可欠になってきます。
ITエンジニアとして活躍し続けるなら、複数の役割をこなさなくてはなりません。
