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「テクニカルスキル」にある2つの弱点
テクニカルスキルには2つの弱点があります。まずは、技術の進化に伴ってスキルの価値が陳腐化することです。テクニカルスキルの価値の源泉は鮮度と難易度です。そのため、スキルが古くなれば使えなくなり、そのスキルしか持たないITエンジニアの価値も低下します。これを防ぐためには、常に新しい技術を追いかけ吸収し続けることが求められます。
もう1つの弱点は、業種や業界を超えた汎用性が低いことです。テクニカルスキルは基本的には専門性の深さを追求するもので、難易度が高いスキルを習得したり、その証明として資格を取得したりすることがITエンジニア個人の価値向上に結びつきます。
ただし、それはIT業界という閉じた世界の中で通用し評価される価値です。異業種では役に立つとは限らず、活用機会が少ないかもしれません。例えば、プログラミングやSIの高度なスキルや資格を持っていたとしても、製造、接客、金融などの業界では使えないこともあるのです。また、業界が変わらなかったとしても、例えば高いテクニカルスキルを持った人が優秀なマネージャーになれるかというと、そうとは限りません。
これからの社会で活躍するITエンジニアには、ITに特化した専門的なテクニカルスキルと、業界を問わず応用できるノンテクニカルスキルの両方を習得することが求められます。とりわけ、ノンテクニカルスキルの習得は重要性を増しています。高いノンテクニカルスキルを持つ人材は、マネジメント職に就いた場合や、他業種へとスキルを応用する場合でも、その能力を活かして成果を上げることが期待されます。
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