(※写真はイメージです/PIXTA)

足元の豪州株は堅調な決算発表や利下げ観測の高まりを背景に、史上最高値を更新しました。個人消費を中心とした豪州景気の回復基調の強まりが、豪州の内需関連株やREITなどの上昇を下支えしています。

※本記事は、フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社が2025年8月25日に配信したレポートを転載したものです。

〈〈元のレポートはコチラ〉〉

 ASX200指数は史上初の9,000ポイント台に上昇

8月21日の豪州株式市場では、S&P/ASX200指数が節目となる9,000ポイントを突破し、史上最高値を更新しました(図1)。足元では豪州企業の決算発表が堅調に推移していることに加え、豪州や米国における利下げ観測の高まりが豪州株の上昇を後押しする要因となっています。

 

豪州準備銀行(RBA)の金融政策は、2022~2023年にかけてインフレ抑制のため積極的な利上げが実施され、豪州株の上値が抑えられてきました。しかし、インフレ圧力後退を受けて、RBAは2025年2月より利下げに転じ、8月12日には3回目となる0.25%の利下げを決定しました。

 

金融緩和は豪州景気の回復に恩恵もたらす

こうしたRBAによる金融緩和は、個人消費を中心に豪州景気の回復に恩恵をもたらし始めています。

 

2025年8月の豪州の消費者信頼感指数は98.5へ上昇し、2022年2月以来の水準を回復しました(図2)。RBAの政策転換をきっかけに消費者の悲観的な見方が終息しつつあり、消費者心理の改善が今後の個人消費の回復を一段と後押しすることが期待されます。

 

また、2025年8月の豪州の購買担当者景気指数(PMI)では、製造業とサービス業の両分野での経済活動の拡大が確認されており、幅広い業種で豪州景気の回復基調が強まりつつあることがうかがえます(図3)。

 

内需関連セクターが豪州株の上昇をけん引

2025年初来の豪州株のセクター別騰落率を見てみると、コミュニケーション・サービスや一般消費財・サービス、金融、公益事業など内需関連セクターが相場のけん引として台頭していることが分かります(図4)。

 

特に足元では、RBAによる利下げや個人消費の回復、住宅取引の活性化などを背景に、豪州REITのパフォーマンス改善も顕著となっています(図5)。2026年に向けては、RBAの利下げ継続が見込まれており、豪州REITに対する投資家の再評価が進む可能性がありそうです。

 

 

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