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見えにくい「高齢者の孤独とネット被害」
「まさか父がマッチングアプリを使っているなんて、想像すらしなかった。けれど、今の時代、高齢者でもネットにアクセスできる。心のすき間につけ込まれたら、誰でも被害者になり得るんだと痛感しました」
そう語るAさん。高齢者の孤独や喪失感、そして詐欺。一見結びつかないように見えるこれらは、現代の超高齢社会では、密接に関係している問題だといえます。
Aさんの父が被害に遭ったのは、典型的な「ロマンス詐欺」。偽物のプロフィール、写真、人生を作り上げるのはもちろんのこと、数ヵ月~年単位でやりとりをして信用を得るなど、詐欺師は手間を惜しみません。
密にやりとりする相手のことを、人間は疑えないもの。特に孤独を感じている人、高齢になり認知能力が弱まっている人は格好のターゲットになります。
警視庁は、対面でのやり取りがない人からお金の話をされたり投資の話に誘導されたりしたら、特に要注意と注意喚起をしています。
警視庁が今年5月に発表したデータによれば、2024年のSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は1,271.9億円(前年より816.8億円増)。SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数は、大阪府が1,024件、次いで兵庫県914件、東京都877件、愛知県675件、福岡県664件、神奈川県538件、広島県346件の順。大都市圏を中心に被害が広がっています。
1件当たりの被害額が1,242.7万円と非常に高額なのも特徴。億単位で被害にあうケースもあります。また、お金を奪われることだけでなく、「詐欺師に騙されてしまった」という精神的なダメージが大きいのも特徴です。
残念ながら、こうした詐欺に遭った場合、お金が戻ってくる可能性は極めて薄いのが現状です。そのため、詐欺被害が他人事ではないと理解すること。そして、高齢の親がいる場合には、面会が無理ならば電話でもよいので、月1回など定期的に連絡を取り、異変がないか確認することが大切です。
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