税務調査と聞くと、「調査官は厳しくて怖い人が多いのでは」と思う方も多いかもしれません。しかし実際には優しくて物腰の柔らかい調査官が多いようです。しかし、税務調査の場では「優しい調査官」ほど警戒する必要があると言います。いったいなぜなのでしょうか。税務調査に特化した税理士法人松本の松本崇宏代表税理士が解説します。
税務調査官が優しい態度で接する際の注意点
税務調査というと、厳しい調査が行われるイメージが強いため、訪れた調査官が優しい雰囲気の場合、納税者は安心感を抱くことが多いようです。しかし、調査官が優しい場合でも、税務調査の内容が変わるわけではありません。優しい調査官であっても、調査は厳しく行われます。
調査官が優しいために安心していると、次のようなリスクが生じる恐れがあるため注意が必要です。
調査官が優しいために余計なことまで話してしまう
税務調査の際には、まず、事業を始めたきっかけや事業の状況などについてヒアリングがなされます。その際、納税者が本音で話しやすくなるよう、調査官は優しい口調で話しかけます。また、納税者の不安を解消するために、趣味や家族に関する話題など、納税とは関係のないような雑談が行われる場合もあります。
調査官が優しい雰囲気で話しかけ、話が弾むと気を許してついつい余計なことまで話してしまう恐れがあります。しかし、税務調査では、調査官はなにげない会話のなかからも調査すべきポイントを探っているケースが少なくないのです。
たとえば、趣味の話を聞かれた場合、経費として計上されている領収書のなかに、会話に出てきた趣味に関する領収書が多数含まれているとプライベートな支出を経費にしているのではないかと疑われる可能性があります。
また、家族の話をしている場合に子どもは全員、小学校から私立に通わせているといった発言があった場合に申告所得額がそれほど多くなければ、学費をどのように捻出しているのかといった疑問に繋がるケースもあるでしょう。
調査官の優しい態度に安心し、心を許しすぎてしまうと余計なことまで話してしまい、調査官に要らぬ疑念を抱かせてしまう恐れがあります。
世間話のような会話であっても、調査官は無駄な話をしているわけではありません。軽い会話をきっかけに、納税に関するミスや不正が発覚するケースもあります。
調査官が話しやすい優しい雰囲気の人であっても、税務調査であることを忘れず、余計なことまで話すと調査が長引く恐れがある点を理解しておきましょう。
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税理士法人松本 代表税理士
登録者16万人以上のYoutubeチャンネル「税理士法人松本〜税金の裏のウラ〜」を運営。
代表を務める税理士法人松本では、これまでに累計5,000件を超える税務調査のご相談・対応実績があり、国税局査察部、税務署長歴任者・税務調査一筋の現場に強い国税出身のOB税理士が現在14名常駐。国税当局側の視点を踏まえて、お客様の立場を尊重し、税務調査でお悩みのお客様に適切かつ迅速に対応。また、調査前・調査中に関わらず、あらゆる状況から最善のサポートが可能。なお、調査結果が追徴税額なしとなる実績も多数取得。税務調査における専門性・経験則・折衝力から最善の結果を導き、お客様の笑顔とありがとうを励みに成長し続けている。
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連載税務調査専門税理士法人が解説!税務調査の「こんなケース」の対処法
税務調査対応専門チームがある税理士法人として現在全国6ヵ所(渋谷、錦糸町、新宿、横浜、柏、大阪)にオフィスを構え、“成功報酬型”の税務調査サポートを提供する税理士事務所では国内No.1の規模を誇る。国税局等に勤めていた、いわゆる「国税OB」が現在14名常駐。税務調査相談・対応実績は累計5,000件以上で専門性・経験則・折衝力を有する。どの業種より税務調査が厳しいといわれる風俗業界の税務に10年以上特化しながら、あらゆる業種の税務調査に対応し、追徴税額ゼロ円の実績多数。
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