不可解な円高・株高…参院選後、市場が「石破首相のいない日本」を買いはじめた理由【ストラテジストが解説】

不可解な円高・株高…参院選後、市場が「石破首相のいない日本」を買いはじめた理由【ストラテジストが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2025年7月22日に公開したレポートを転載したものです。

期待が持てるシナリオは、新総裁のもとでの自民党・国民民主党との連立

結局、あり得るシナリオとしては自民党が新しい総裁を選び、その新しい総裁のもとでの自民党と国民民主党との連立だろう。それなら経済も回る期待が出てくる。

 

玉木代表はこう語っている。

 

「短期的な物価高騰対策ではなくて、日本の成長戦略や強い経済をどう取り戻すのかといったことについて、我々がしっかりアプローチし、また現役世代の皆さん、若い人たちに対して、ある意味ターゲティングをしっかりして訴えたことが、一定の成果につながっている」

 

短期的な物価高騰対策ではなくて、日本の成長戦略や強い経済をどう取り戻すのか――。まさに重要な点であり、それについては確かにほかの党に比べて一歩踏み込んでいた感があった。それが有権者に刺さったのだろう。有権者はしっかりみている。そして、その目線は、まさに株式市場のそれと重なる。これが今回の参院選の結果を受けて、まずは株高で市場が反応した背景である。

 

その後、日経平均は下げに転じているがそれも限定的だ。参院選の反応はすでに消化し、次の日米通商交渉の行方に相場のテーマが移行したからだと思う。

 

いずれにせよ、今後の政権の枠組みが非常に重要になってくる。

 

 

広木 隆

マネックス証券株式会社

チーフ・ストラテジスト 執行役員

 

※本記事はマネックス証券 チーフ・ストラテジスト広木隆氏のストラテジーレポート『参院選と株価の答え合わせ』を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。また、投資による結果に編集部は一切責任を負いません。投資に関する決定は、自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。

 

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録