7月10日の日経平均株価は、円高を背景とした海外短期筋とみられる売りが主導して下落、終日軟調な展開となりました。この日、市場ではETFの運用会社が分配金(配当に相当)の資金捻出のため、先物などに売りを出すと観測されていたこともあり、思惑的な売りが相場の重荷となったと見られています。日経平均株価は前日比174.92円安の39,646.36円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが60銘柄、値下がりが163銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉、KDDI〈9433〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、ディスコ〈6146〉、HOYA〈7741〉、中外製薬〈4519〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億0,100万株、売買代金は4兆7,738.96億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、証券業、精密機器、建設業、サービス業、パルプ・紙などが上昇した一方、電気・ガス業、その他製品、石油・石炭製品、海運業、鉱業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がGMOインターネット〈4784〉で+400円(+24.01%)の2,066円、2位がWOWOW〈4839〉で+173円(+16.37%)の1,230円、3位がコシダカホールディングス〈2157〉で+131円(+11.36%)の1,284円となりました。
一方下落率は、1位がウイングアーク1st〈4432〉で-310円(-7.68%)の3,725円、2位がSHIFT〈3697〉で-119円(-7.07%)の1,563.5円、3位がユニオンツール〈6278〉で-330円(-5.78%)の5,380円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは101銘柄、年初来安値を更新したのは17銘柄でした。
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