隙間から札束がバラバラと…70代父の「タンス預金1,000万円」が命取りに。税務調査で発覚!「隠し財産」が招く、遺された家族の崩壊【税理士が解説】

隙間から札束がバラバラと…70代父の「タンス預金1,000万円」が命取りに。税務調査で発覚!「隠し財産」が招く、遺された家族の崩壊【税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

故人が家族のためにと、遺してくれた「タンス預金」。そのお金の存在が、相続をきっかけに家族の誰もが知るところとなり、かえって関係性に亀裂を入れる「トラブルの火種」になるケースも……。本記事では亡き父の「タンス預金」が原因でペナルティを負った山本一家の事例とともに、注意すべき相続税の申告漏れについて、木戸真智子税理士が解説します。※プライバシーのため、実際の事例内容を一部改変しています。

父の多額の「タンス預金」

山本家は、関東圏に住むごく普通の一般家庭。家長である山本氏は、大手企業を定年まで勤め上げ、定年後は夫婦で趣味に勤しむ穏やかな日々を過ごしていました。

 

ともに暮らす妻とは仲睦まじく、金銭面にも不安を抱えることのない、まさに理想の老後生活。社会人となった子どもたち3人はすでに独立し、それぞれ幸せな家庭を築いていました。年に数回、孫を連れて帰省してくる子どもたちと過ごす一家団らんのひとときが、山本氏にとってなによりの楽しみでもありました。

 

そんなある日、高齢の家長である山本氏が70代で安らかに亡くなります。

 

長年ともに連れ添った妻や子どもたちにとって、生前とても穏やかで頼りがいのあった家長との突然の別れは、本当にさみしく辛いものでした。

 

しかし、そんな悲しみもつかの間。山本家に突然、税務調査が入ることになったのです。税務調査という聞き慣れない状況に戸惑いつつ、調査官からの聞き取りに応じた山本一家。節約家で、きっちりとした性格だった父が遺したいくらかの財産は、父の死後、子どもたちがしっかりと相続税の申告手続きを済ませたはずでした。

 

しかし調査は想定外の結果となりました。調査官が父の書斎の引き出しを強く引っ張ると、隙間から札束がバラバラと落ちてきました。一家の大黒柱として家計を支えていた山本氏は、なんと独身時代から数十年にわたり、妻や子どもたちがあずかり知らぬ多額の「タンス預金」を貯蓄していたことが発覚したのです。

 

若いころから堅実だった山本氏が、長年人知れずコツコツと貯めていたその預金は、合計1,000万円ほど。申告漏れ分の追徴税額約160万円に、遺された妻と子どもたちは思わず言葉を失うほかありませんでした。

 

\6月16日(火)開催/
「相続税の税務調査」

調査対象に選ばれる人・選ばれない人

 

 

 

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