「必要のないものにお金を使っていた」…Aさんの気づき
「たくさん稼いでいるんだから、これくらいの暮らしが当然」。そうやって、収入が増えた分支出を増やしてきたAさん。その結果、見た目だけリッチな人間になっていることに、ようやく気付いたのです。
この経験をきっかけに、Aさんは暮らしを見直す決意をします。まずは家賃を大幅に下げ、都内で暮らす分には必要がない車は売却。見栄のために買っていた高級品にも手を出さず、自炊や読書に時間を割くように。交際範囲も、広く浅い付き合いから、気心の知れた人との関係にシフトしました。
そして、あるお金をすべて使う生活から、しっかりと貯金する生活へ。外資系で働き続けるのであれば、また収入が減ったときのことも考えておかなければなりません。
そうして気づいたのは、生活をスリムダウンし、変化させたことによるストレスや不満はほとんどなかったということでした。
「これまで本当に、必要のないものにお金を使っていたんだな……」
収入が上がっても「節度ある支出」を意識すること
収入が上がると、つい「それに見合う生活を」と考えてしまいます。もちろん、そのすべてが悪いわけではありません。稼いだ分、生活を豊かにしたいと思うのは当然でしょう。しかし、それが度を越えたものであったり、他人の目を気にした消費でしかなかったりするなら、話は別です。
本当に大切なのは、高収入かどうかではなく、その収入をどう使い、どんな生活設計を描くかという視点です。どれほどの年収があっても、支出がそれを超えていては安定も安心も得られません。
「お金を貯めたいなら、収入が上がっても生活レベルは以前と変えず維持すること」……これも、あらゆる節約系書籍で言われていることです。
外資系勤めでなくても、いつ「安定」が崩れるかわからない時代。目先のステータスや見栄ではなく、未来を見据えた堅実な生き方こそが、これからの時代の賢さなのかもしれません。
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