5月20日の日経平均株価は、前日の米株高を受けて寄り付き上昇して始まると、上げ幅は一時400円を超えました。もっとも、買い一巡後は徐々に上昇幅を縮小させ、引け前には一時マイナス圏に沈む場面もみられました。この背景には、今週予定されている日米財務相会談にて、米国側が為替について言及するのではないかとの懸念がある模様です。こうしたなか、日経平均株価は前日比30.80円高の37,529.49円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが69銘柄、値下がりが156銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、リクルートホールディングス〈6098〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソニーグループ〈6758〉、ファナック〈6954〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、中外製薬〈4519〉、京セラ〈6971〉、コナミグループ〈9766〉、バンダイナムコホールディングス〈7832〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は19億2,300万株、売買代金は4兆4,721.45億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、非鉄金属、サービス業、銀行業、電気機器、輸送用機器械などが上昇した一方、繊維製品、電気・ガス業、水産・農林業、空運業、陸運業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がクレハ〈4023〉で+374円(+12.57%)の3,350円、2位がジェイテックコーポレーション〈3446〉で+132円(+12.13%)の1,220円、3位がセブン銀行〈8410〉で+24円(+9.49%)の277円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がフジ・メディア・ホールディングス〈4676〉で-252円(-7.97%)の2,910円、2位がPEGASUS〈6262〉で-41円(-7.18%)の530円、3位がクスリのアオキホールディングス〈3549〉で-227円(-6.42%)の3,308円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは51銘柄、年初来安値を更新したのは12銘柄でした。
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