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キャピタルゲインの可能性
湾岸地域では、再開発や交通インフラの整備を背景に、物件価格が大幅に上昇するケースが多く見られます。例えば、以下のような事例があります。
晴海フラッグ
もともと5,000万円台で購入した物件が、数年で9,000万円台に到達する事例も珍しくないなど、価格上昇が顕著な事例が確認されています。
ザ・東京タワーズ
築年数が進んでも、大規模修繕の計画がしっかりしており、ブランド力を維持しているため、資産価値が落ちにくいと評価されています。
勝どきビュータワー
駅直結で、商業テナントを内蔵していることもあり、市場に出た物件はすぐに買い手がつく傾向があります。リセールバリューの高さは、まさに駅直結型マンションの強みといえるでしょう。
ただし、こうした価格上昇の恩恵を受けるためには、投資家として慎重に見極めるべきポイントもあります。
投資判断で押さえておくべき3つのポイント
湾岸地域では、新築の大規模プロジェクトが続々と供給されており、これによる一時的な価格調整のリスクを考慮する必要があります。このリスクを回避するため、投資家は以下の要素を慎重にチェックしなければなりません。
周辺地域の新築物件の供給スケジュールを確認し、競争の激化による価格変動リスクを見極める。
2.大規模開発スケジュール
新たな再開発計画やインフラ整備の影響が、資産価値にどう影響するかを把握する。
3.金利動向
金利が上昇すると、住宅借入を利用する購入者層が減少し、価格に影響を与える可能性がある。
こうした要素を総合的に分析することで、より確実に売却益を狙うための道筋が見えてきます。売却益を狙うなら、将来の供給計画や大規模開発の進捗、金利動向などを慎重に分析することが重要です。
しかし、それだけでは本当の成功には繋がりません。ここで忘れてはいけないのは、「湾岸タワーマンションの本当の魅力は、住みたい人が多い地域であること」だということです。
なぜなら、人が集まる街には活気が生まれ、暮らしやすさが向上し、それが長期的な資産価値の維持に繋がるからです。つまり、投資の成功を決めるのは「値上がりを狙うこと」ではなく、「住み続けたいと思わせる力があるかどうか」なのです。
