医療給付金の請求で書類提出から入金までの短期化が進む
前年からの満足度の推移を請求タイプ別に見ると、「生活保障金」で前年比+10ptに対し、「医療給付金」で+20ptと上昇が顕著であった。
「医療給付金」は「請求手続」と「保険金支払」のファクターでいずれも20pt以上の伸びが確認され、給付金請求における手続きや支払いのプロセスが適切に機能していると推察される。
医療給付金の請求に利用した主なチャネル別に満足度を見ても、「営業担当者」、「店舗窓口」、「コールセンター」、「ホームページ」のいずれもスコアが伸びており、その要因としては主に「保険金支払」ファクターの向上が寄与していると考えられる。詳細評価項目を確認すると、特に「保険金支払までの迅速さ」において改善が見られ、「請求書類を提出後、支払可否連絡までの経過日数」や「請求書類提出から入金までの期間」で短期化が進んでいることが確認された。
これまで「生活保障金」と比べて「請求書類提出から入金までの期間」がやや長期化する傾向にあった「医療給付金」請求であるが、現在では総じて同等の日数での入金が実現し、短期化が進んでいる。これは、保険会社が提供する請求スキームやプロセスにおいて、顧客の利便性を高める取り組みが進んだことが背景にあると考えられる。

