(写真はイメージです/PIXTA)

応募先企業のホームページや関連企業情報を確認するとき、どのようなポイントをどのようにチェックしていますか? 事業・商品・サービス紹介だけを見て終わりにしていないでしょうか。本記事では、エグゼクティブ転職の専門家・井上和幸氏が、エグゼクティブだからこそ確認したい応募先企業のポイントについて詳しく解説していきます。

見落としがちな応募先企業の「確認すべき情報」

エグゼクティブの皆さんは当然のことながら、いま進めている転職活動において応募先企業のホームページや関連企業情報をご覧になられているでしょう。

 

しかし、「ホームページを見た」と言っても事業・商品・サービス紹介をチェックするくらいで、せっかく企業サイトを回遊しても、転職のために確認・把握・すり合わせすべき情報については、上の空でスルーしてしまっていることが多いようです。

 

今回は、エグゼクティブのみなさんだからこそ、しっかり確認いただきたい応募先企業の情報確認ポイント3つに着目します。

あなたの心の琴線に触れる「フレーズ」と出逢えたか?

以前に比べ、昨今は「ミッション(企業理念)」や「ビジョン(将来像)」、「バリュー(価値基準)」、あるいは「パーパス(企業の存在意義)」を明確に定め、発信する企業がかなり多くなりました。注目されている成長ベンチャーや、事業や商品・サービスに独自性を持つ既存企業などは概ね、これらが特にはっきりしています。

 

皆さんも、応募先の企業でこれらが紹介されているページがあればご覧になっていると思います。では、いま選考が進んでいる企業のミッション、ビジョン、バリュー、パーパスを言えますか?

 

どうでしょう? (まだ)社員ではありませんし、暗唱できる必要はありません。ただ、ここでぜひ確認いただきたいことがあります

 

ミッション、ビジョン、バリューあるいはパーパスをご覧になって、あなたは心からそれらに共鳴していますか? さらにいえば、理屈を超えて、直感的、感覚的に「いいな!」と思えるメッセージやキーフレーズがありますか?

 

ここが大事です。特に情報過多の昨今は、開示されている情報を咀嚼しきれず曖昧な興味のままで進む選考が非常に増えていることを危惧しています。だからこそ、本音で「とても共鳴する」「この感覚、好きだな」「まさに自分がこだわっていることと重なっている」というような気持ちを持てるものがあるかどうか。これで志望度を決めてもよいくらい大事な部分だと私は考えています。

 

転職時の意思決定においても、さらには入社後も、色々と困難に直面した際、自分が心から共鳴できる部分があるかどうかで、頑張れるか折れるかが決まるといっても過言ではないでしょう。

 

いま選考が進んでいる企業のミッション、ビジョン、バリューあるいはパーパスを確認し、本当に次の職場として自分のほうからのめり込んでいけそうか、自分の心に問いましょう。

 

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