(写真はイメージです/PIXTA)

普段は自社で採用面接を行っているエグゼクティブでも、いざ自らの転職活動で応募者の立場になると、どうしても「話す側」の意識に偏りがちです。そこで今回ご紹介するのが、自分自身を面接する「バーチャル面接官体験」。書類選考から一次面接、最終面接までを面接官の視点で自らを評価することで、これまで気づかなかった強みや弱み、さらには思わぬ落とし穴を発見できます。エグゼクティブ転職の専門家・井上和幸氏が、その具体的な方法を詳しく解説していきます。

面接官になって「バーチャル面接」をしてみよう

エグゼクティブの皆さんの中には、自社で採用面接官を務めている人も多いかと思います。ところが、いざ自分自身が転職する立場になると、なぜか「面接官の視点」を忘れがちです。

 

今回は、ご自身が採用される確率を上げるための手立てとして、「採用する側からの見え方、感じ方、判断の仕方」をシミュレーションしてみることをおすすめしたいと思います。自分自身を採用する「面接官」になってみて自らをバーチャル面接してみることで、転職活動で気がつかなかったあなたの強みや弱み、意外な落とし穴を発見してみましょう。

 

※今回は、転職応募者であるあなたのことを『応募者』と表記します。

面接官として、あなたの職務経歴書・履歴書を読んでみる

まず書類選考です。ご自身の職務経歴書、履歴書を手元に用意します。書かれている情報だけで判断するようにしてくださいね。

 

さて、『応募者』の経歴は理解できましたか? 単にこれまでの会社名、部署名や肩書が分かっただけではいけませんよね。そのときどきに、どのような職務をされていたのか? そこでどのような成果をあげたのか? それはなぜ、そうした成果をあげることができたのか?

 

これらを通じて、『我が社』が採用したいと思える経験・スキル・専門性がリアリティを持って書類から読み取れたでしょうか? なによりも、その一連の記載情報から、何か<グッと惹かれるもの>はありましたか?

 

最近はGPTなどAIで職務経歴書を書かせる人も増えています。自分のこれまでの職務歴情報をAIに渡して編集してもらうのは非常に効率の良い作業です。自分自身で書くよりもわかりやすい表現での職歴を瞬時に書き出してくれるでしょう。

 

ただ、最近はAIが作成した原稿をそのままファイルに貼り付けて提出していると思われるケースが、明らかに増えてきました。この場合、文章としては綺麗なのですが、表現が平板・無味乾燥であったり、事実誤認がところどころに含まれていたり、何よりも<グッと惹かれるもの>のないレジュメになってしまっていることが非常に多いのです。

 

AIは行間を埋める際に不正確な情報を生成する場合があります。また、一般論的な文章は得意ですが、読み手の心に響くような情緒的な表現は苦手です。この部分に最大留意し、AIが書き出してくれた文章に、自身でしっかり行間を埋めたり、事実確認の上で正しい情報に修正したり、自分自身のその時々の考え、想いなども書き込むことを忘れないようにしましょう。

 

読み手に的確かつ情緒的に伝わる職務経歴書(履歴書)を提出するところから、勝負はスタートします。その割には、特に職務経歴書の記載に力を十分に入れていない人が多くいらっしゃるように思います。応募書類を読んでもらわないことには、何も始まりません。ぜひ、気合を入れてレジュメのセットアップに臨んでいただければと思います。

 

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