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「経営者のビジョン」という視点から“推し企業”を見つける
ここまで、「製品が好きで惚れ込んだ」という推し投資の事例をご紹介しました。しかし、推しの対象は必ずしも製品そのものにかぎりません。経営者が掲げる「ビジョン」を推す場合もあります。
たとえば、Appleの共同創業者であるスティーブ・ジョブズは「コンピューターを誰でも使える直感的なツールにし、人々の創造性を解き放つ」という壮大なビジョンを掲げました。
彼がこだわった「使いやすさ」と「洗練されたデザイン」の追求は、それまでのパソコン業界の常識を根底から塗り替えただけでなく、のちのiPhoneやiPadといった革新的なデバイスにつながり、大きな成功を収める原動力になりました。
また、Tesla のCEOであるイーロン・マスクの場合、「持続可能なエネルギーへの移行を加速する」というミッションを打ち立てています。さらに彼の挑戦はEVだけにとどまらず、太陽光発電や蓄電池の普及、ロケット開発を通じた宇宙への進出など、持続可能な未来を目指したミッションを切れ目なく進めているのです。
私が初期段階でAppleやTeslaに投資した理由は、製品への惚れ込みだけではありません。彼らが創ろうとする未来に共鳴し、その実現をあと押ししたいという強い想いに突き動かされたのです。
もちろん、こうしたビジョン先行型の投資には、それ相応のリスクが伴います。革新的な取り組みは長期的な赤字を生むこともありますし、周囲から「荒唐無稽だ」「そんなものはうまくいくわけがない」と否定的に見られる場合も少なくありません。
しかし、数字だけでは測り切れない可能性や潜在力を秘めた企業は、メタトレンドの大波に乗って大化けするチャンスを十分に持っています。
「この経営者の考える未来を応援したい」「このビジョンなら自分も参加したい」という直感や共感があれば、ビジョンそのものを推しとして投資するのも十分ありだと私は考えています。
経営者のビジョンの大きさは、その企業の「伸びしろ」を表す指標でもあります。経営者が大きな夢を熱く語り、その夢をサポートしよう、その夢に賭けようと考える人や投資家が集まる。そんな会社が伸びるのです。
中島聡
エンジニア・起業家・投資家
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