お金に興味を持ったきっかけは「ハワイ」
お金に興味を持ったきっかけは「ハワイ」です。それまでの僕は1ドルが何円かも、日経平均って何かも知りませんでした。ハワイに行ったときに初めて「そうだ、お金は日本の円だけじゃない。世界でもお金は動いているんだ」と実感したんです。
それで思い切って、1万円をドルに両替してみたんです。そうすると、レートの変化が妙に気になり始めるんですよね。「あれ? 円安ってこういうことか」とか「お金ってこんな風に動くんやな」とか、自然と学びが増えていく感じでした。そこから、株式市場にもどんどん興味が広がっていきました。
投資を始めるなら、まずは少額でもいいので「ちょっと買ってみる」ことが大事です。例えば、僕みたいに1万円を為替に入れてみるとか。それだけで、「これ高いのかな? 安いのかな?」って自分なりの判断基準が見えてくるんですよ。
僕も最初は為替から入りました。
要は、なんでもいいから最初の一歩を踏み出すのがポイントです。大きな利益を狙う必要なんて全然なくて、小さな金額でも「自分のお金が動いてる」って実感すると、視野が広がるし、興味もどんどん湧いてきますよ。
私のお金への興味は、大学生のときに株式を買った瞬間から始まりました。私はFP資格を目指すみなさんに知識を伝えている立場ですが、やはり机の上だけで勉強していても、何も頭には入ってこないと思います。私自身が独学でFPの勉強をしていたときは、実際に資産運用していたこともあって、金融資産運用の分野だけはスルスルと理解できました。
みなさんも国の年金や民間の保険には入っていますし、税金は強制的に払い続け、野宿でもしていない限り、住宅を持っているか借りているはずです。これらの分野は、まず自分が払っているものの理解から始めると、苦手意識なく身につけられると思います。
お金の勉強と聞くと難しく思うかもしれませんが、要は自分の人生の予習と復習です。払ってきたものを見直し、これから払うもの、得られるものを確認する。これを今からやっているかどうかが、人生の豊かさに直結すると思います。

