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断ち切らねばならない地獄の不動産…破壊する決意
だが、伯父はそれでいい。ひどい言いようだが父も伯父も死ねば終わりだ。しかし地獄には終わりはない。負動産は相続される。うちの場合は母が、そして伯父の家はおばが相続することになる。
そしておばも母も同年代だから、コロナでぽっくりいってしまうかもしれない。そのとき地獄の負動産を相続するのは私と妹、そしていとこだ。ここで断ち切らねばならないのだ。なんとしても……などというかっこつけても1円にもならないので、私はもてる労働力を投資することにした。すなわちうちの家人と息子である。出でよ若者、労働力様。
「祖父の家を片付けます。協力してください」
一番のパワーは人力だ。私は完璧な計画を立てた。まず一日でこの家のゴミを片付ける。私、父、母、家人、息子で家中に散らかるゴミ類をなんとか片してしまうのだ。まずはそこからだ。
アマゾンで購入したシゲマツ(重松製作所)使い捨て式N95マスクはすぐに届いた。防塵マスクってすごい。朝九時。水も出ない、トイレもない、もちろん電気も暖房もない祖父の家の片付けがはじまった。なにせ電気がないので、日が暮れる前に作業を終えねばならない。しかし、人間というものはいったん時間があいてしまうと、もういっか、という気分になってしまう生き物である。
すべての問題解決の鍵は人間のメンタルだ。つまり今回の片付けの問題は継続性にある。片付き、変化を視認できれば人はなんとかし続けようとするもの。なんとしてもここで片付けに進歩を見出し、実際、片付けねばならない。
「やるんだ、破壊するんだあの昭和を」
高殿円
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