大変残念ですが…「築75年・ゴミ屋敷の祖父の家」幸運にも400万円で売れるはずが、不動産業者が告げる「まさかの事実」に伯父は寝込み、父はさじをなげる絶望

大変残念ですが…「築75年・ゴミ屋敷の祖父の家」幸運にも400万円で売れるはずが、不動産業者が告げる「まさかの事実」に伯父は寝込み、父はさじをなげる絶望
(※写真はイメージです/PIXTA)

親や祖父母亡きあとの実家の処分。困っている人は少なくありません。諸々不動産業者をあたって、幸運にも売れそう!と期待しても、不動産の売買契約の際にはさまざまなことが調べられます。調査の結果、売買契約がご破算になることも……。本記事では、フリーライター・高殿円氏の著書『私の実家が売れません!』(エクスナレッジ)より、手放したくても手放せない、負の遺産と化した実家を巡る騒動をみていきます。

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京都市が発端…「放置している空き家」に税金がかけられる?

突然、京都市が、空き家に税金をかけるとか言い出しましたね。

 

京都市が、空き家に税金をかける
正式名称は「非居住住宅利活用促進税」。空き家に課税する全国初の試み。空き家や活用のない別荘などの所有者に課税される。2026年以降から導入予定で、固定資産税評価額の0.7%を課税(土地については別途規定)。導入後5年間は相続税評価額が100万円未満の住宅は課税対象外(5年経過後は20万円未満に変更)

 

いわゆる空き家税。正式には「非居住住宅利活用促進税」といって、つまり空き家や別荘など住民税を払ってないやつからも利用料をきっちり取ろう。あるいは倒壊したり火事の原因になりそうな家は見た目もよくなく治安の悪化にもつながりかねないので減らそう、ということで、長年そこで生活をしている人たちからすると、こういう流れになるのも至極当然であると思います。

 

が、問題は京都だけじゃないんだ。一つ導入されれば心強い前例によってわれもわれもと増えていくのが税金というもの。このニュースを聞いたとき、これは近い将来、全国的な問題になる。いまのうちに着手しなければ、と腹をくくりました。税金、どんどん上がってるのに、これ以上びたいち払いたくねえ。

 

いままでは田舎のボロ屋なんて固定資産税もたかが知れてるし、まあ放置でいっかーと思っていた田舎にボロ家抱える勢、いたよね? ってかいっぱいいるよね。私だけじゃないよね。ああ諸行無常、日本は貧しくなった。まさかの「ボロだろうが地目山林だろうが放置してたら税金をかける」流れには驚愕、メロスでなくとも激おこですよ。

 

 

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本連載は、高殿円氏の著書、『私の実家が売れません!』(エクスナレッジ)から一部を抜粋し、実家じまいの実情について詳しくご紹介します。

私の実家が売れません!

私の実家が売れません!

高殿 円

エクスナレッジ

郊外築75年、大量のガラクタ、恐怖の再建築不可物件……。 残された実家は超問題だらけ!! 笑いと涙、前代未聞の実家じまい本! 維持費に相続手続き、片付けに親族問題、税金対策に売却まで、 いま話題の”実家じまい”…

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