想定外の巨大地震がもたらした平成の大惨事
大引け間際に発生したマグニチュード9.0の大地震で株価急落
2011年3月11日午後2時46分、東北地方の太平洋沖でマグニチュード9.0といわれる巨大地震が発生し、その後発生した津波などによって大惨事となりました。忘れることのできない東日本大震災です。
この巨大地震による死者・ゆくえ不明者は2万2,000名以上とされ、これにより引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の事故は、現在でも深刻な問題を抱えています。
内閣府の防災情報のページ「みんなで減災」によると、震源は三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130キロメートル付近で、深さは約24キロメートル。マグニチュード9.0は1952年のカムチャツカ地震と同じ規模であり、日本国内観測史上最大規模とされています。また、アメリカ地質調査所によれば、1900年以降、世界でも4番目の規模だといいます。
東日本大震災は、想像を超える津波をもたらしました。気象庁によると、福島県相馬市で9.3メートル以上、宮城県石巻市で8.6メートル以上、岩手県宮古市で8.5メートル以上が観測されています。
首都圏でも交通機関が不通となり、2011年3月11日は週末の金曜日だったため、大量の帰宅困難者が発生しました。幹線道路は車で大渋滞、歩道も徒歩で帰宅を試みる人々で大混雑となりました。
筆者は自宅まで約20キロメートルの道を歩きました。このときの教訓としてはまず、「動かない」ことです。
一方、帰宅をあきらめた人々は、その多くが勤務先、駅周辺、シティホテル、デパート、自治体の一時収容施設などで一夜を明かしたことが報道されています。
当日の日経平均株価は、前日比180円安の1万254円で引けています。この程度の下げで済んだのは、地震発生後大引けまで14分ほどしか取引時間がなかったことなどによるものと思われます。
土、日をはさみ、翌営業日の3月14日には9,620円(終値)まで下げ、火曜日の日には8,227円(ザラバ安値)まで売られました。これは3月11日の終値に対し、19.8%(下落幅2,027円)もの短期大暴落です。
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