株式投資「勝ち方の本質」を掴むために欠かせない…株価の動きをもとに相場の先行きを予測する「テクニカル・アプローチ」とは【経済評論家が解説】

株式投資「勝ち方の本質」を掴むために欠かせない…株価の動きをもとに相場の先行きを予測する「テクニカル・アプローチ」とは【経済評論家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

株式投資で勝利する(コンスタントに利益をあげる)ためには、「ファンダメンタルズ・アプローチ」、「テクニカル・アプローチ」、「ジャッジメンタル・アプローチ」が必要だと語るのは、経済評論家の杉村富生氏です。本記事では杉村氏の書籍『保存版 株式投資 勝ち方の本質』(すばる舎)から一部抜粋・編集し、3つのアプローチのうち、株価の動きをもとに相場の先行きを予測する「テクニカル・アプローチ」について解説。株式投資の「勝ち方の本質」を掴みましょう。

「株価は正直である」という相場格言の教え

テクニカル・アプローチとは主に、株価チャート(株価の動き)をもとに相場の先行きを予測する手法です。

 

株価チャートの代表的なものにはローソク足と呼ばれるものがあり、これに移動平均線などを組み合わせて株価の動きを予想します。もちろん、出来高(売買代金)のチェックは必要です。

 

「株価は株価に聞け」「株価は正直である」という相場格言がありますが、テクニカル・アプローチは、この考え方に基づいています。

 

すなわち、現時点の株価は、マーケットのあらゆる情報と市場参加者の思惑(投資家心理)がすべて織り込まれている、という考え方です。

 

例をあげると、チャート的に青空圏を駆け上がっている上場来高値銘柄は、当該企業の株式を保有している人すべてが儲かっている(利食いの状態にある→過去の売買による抵抗帯がない)ことを示しています。

 

例えば、ある銘柄が1,000円の上場来高値をつけた場合、500円で1,000株買った人の評価益は50万円=(1,000円-500円)×1000株になりますし、950円で買った人のそれは5万円=(1,000円-950円)×1,000株になります(売買コスト除く)。投資家は利食いの玉(株式)は売りたがりません。

 

原稿執筆時の上場来高値には、日本酸素ホールディングス(4091)フジクラ(5803)サンリオ(8136)コナミグループ(9766)などがありました。さらに、住友電設(1949)中外製薬(4519)日立製作所(6501)アドバンテスト(6857)などもそうです。

 

2024年12月には、味の素(2802)ワコールホールディングス(3591)リクルートホールディングス(6098)なども上場来高値を更新しています。

 

これらは、それぞれの好材料によって投資家の人気を集め、「上がるから買う」→「買うから上がる」という図式になったのです。

 

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※本連載は杉村富生氏の書籍『保存版 株式投資 勝ち方の本質』(すばる舎)を一部抜粋・再編集したものです。

保存版 株式投資 勝ち方の本質

保存版 株式投資 勝ち方の本質

杉村 富生

すばる舎

★相場解析歴50年超、18歳から兜町の水に親しみ、往年の著名相場師・投資家をはじめ、直近の各界経営者らとも親交がある経済評論家・杉村富生がノウハウを伝授します! 新NISAの導入後、日経平均株価はバブル後最高値を更新…

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