「株価は正直である」という相場格言の教え
テクニカル・アプローチとは主に、株価チャート(株価の動き)をもとに相場の先行きを予測する手法です。
株価チャートの代表的なものにはローソク足と呼ばれるものがあり、これに移動平均線などを組み合わせて株価の動きを予想します。もちろん、出来高(売買代金)のチェックは必要です。
「株価は株価に聞け」、「株価は正直である」という相場格言がありますが、テクニカル・アプローチは、この考え方に基づいています。
すなわち、現時点の株価は、マーケットのあらゆる情報と市場参加者の思惑(投資家心理)がすべて織り込まれている、という考え方です。
例をあげると、チャート的に青空圏を駆け上がっている上場来高値銘柄は、当該企業の株式を保有している人すべてが儲かっている(利食いの状態にある→過去の売買による抵抗帯がない)ことを示しています。
例えば、ある銘柄が1,000円の上場来高値をつけた場合、500円で1,000株買った人の評価益は50万円=(1,000円-500円)×1000株になりますし、950円で買った人のそれは5万円=(1,000円-950円)×1,000株になります(売買コスト除く)。投資家は利食いの玉(株式)は売りたがりません。
原稿執筆時の上場来高値には、日本酸素ホールディングス(4091)、フジクラ(5803)、サンリオ(8136)、コナミグループ(9766)などがありました。さらに、住友電設(1949)、中外製薬(4519)、日立製作所(6501)、アドバンテスト(6857)などもそうです。
2024年12月には、味の素(2802)、ワコールホールディングス(3591)、リクルートホールディングス(6098)なども上場来高値を更新しています。
これらは、それぞれの好材料によって投資家の人気を集め、「上がるから買う」→「買うから上がる」という図式になったのです。
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