相場格言が示す「登り峠の茶屋、麓の温泉」
暴落後は底練り(日柄調整)が必要となる
相場に暴落はつきものであり、避けて通ることはできません。突然、マーケットを襲う暴落とどのように対峙し、どのように乗り越えていけばよいのでしょうか。これぞまさしく、株式投資「勝ち方の本質」ではないでしょうか。
多くの場合、暴落のあとは3~5カ月の底練り(日柄調整)が必要となります。短期的に戻すケースもありますが、相場格言は「登り峠の茶屋、麓の温泉」と伝えています。調整→休養が求められます。
これには「急騰、急落は一気呵成に突き進むものの、そのあとは横ばい→値固めに入る」という意味です。これがセオリーであることは、スターリン暴落、ブラックマンデー、リーマンショックなどのケースを見ればよく分かります。
投資家は、暴落後の底練りの間に痛手を受けた傷をいやさなければなりません。すなわち、暴落後の数カ月は個別物色の流れに乗り、大きく売り込まれた有望銘柄の下値を拾うことです。
2024年8月5日、三菱重工業(7011)は1,250円まで売られました。これは、1カ月ほど前の7月8日に示現した上場来高値2,087円に対し、4割も下落したことになります。
同期間の日経平均株価の下落率は、24.2%(7月8日の高値4万1,112円→8月5日の安値3万1,156円)でした。防衛、原発関連の切り口を有する三菱重工業は突っ込み買いの絶好機と判断できます。実際、同社株は8月16日、1,999円まで戻しました。8月5日の終値1,313円で拾っておけば、わずか10日ほどで5割以上利が乗ったことになります。
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