経営で大切なのは「資金集め」より「人集め」。「この人は!」と思った人材を逃さない工夫【年商40億円の飲食事業経営者が解説】

経営で大切なのは「資金集め」より「人集め」。「この人は!」と思った人材を逃さない工夫【年商40億円の飲食事業経営者が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

ビジネスを展開していくうえで、最も大変なことの一つが優秀な人材を集めることです。本記事では、ラーメンの海外進出を手掛け、就任からわずか十数年で年商15億円から40億円へと事業を成長させた(株)麺食の社長・中原誠氏による著書『日本食GLOBALIZATION 日本食の海外進出に挑む外食企業2代目の勝算』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集して、「この人は!」と思った相手を逃さない、人材確保の工夫について解説します。

「この人は!」と思った人とはつながっておく

この人とはつながっておきたい。そう考える相手との出会いは、いまでも毎日のようにあります。自分自身を振り返ってみて、若い頃から続けているのが「とにかくなんらかのコンタクトを取る」でした。

 

20代の頃から「この人は」と思う相手には、積極的に会いに行きました。そしてわずかな時間でも対面して話してもらえたら、必ずその日のうちにお礼のメールを送ります。それより前に面談を約束してもらえたなら、面談の前日には必ず確認のメールを送っておきます。このひと手間によって、相手の受ける印象が変わってきます。

 

LINEのメッセージに慣れている人たちにすれば、もしかすると改めてメールなどといえば、若干心理的なハードルが上がるのかもしれません。しかし、重要なのは手段そのものではなく、相手にしっかりと届く方法を選ぶことです。その時代や状況に応じて最適なツールを使えばよいのです。

 

たとえば、手紙が相手の心に響くのであれば、それを選ぶのも効果的ですし、SNSのメッセージが迅速で適切なら、それを使えば十分です。大切なのは、どの手段であっても、誠意を込めてコツコツと連絡を取り続けることです。

 

このように人との接点の大切さを強調する理由は、少なくとも自分たちが関わっている飲食業は、感情労働で成り立つと考えているからです。私たちの仕事は、お客様の感情への働きかけで成り立っています。だから、日々の人とのつながりでも、常に心の動きを感じとれるように心がけているのです。

 

良い御縁があったときには、この人とは必ず切れないよう心がけておこうと、いつも自分に言い聞かせています。

 

たとえば、ヨーロッパ事業の立ち上げを任せる人材を見つけて社長に迎えましたが、ほかにも人はいくらでも必要です。実際にスペインなどで会社を立ち上げるときには、ぜひ社長になってもらいたいという意中の人が、すでに何人かいます。

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本連載は、2025年4月11日に刊行された中原誠氏の著書『日本食GLOBALIZATION 日本食の海外進出に挑む外食企業2代目の勝算』(幻冬舎メディアコンサルティング)から一部抜粋・再編集したものです。

日本食GLOBALIZATION

中原 誠

幻冬舎メディアコンサルティング

世界が求める「日本食」、成功の鍵はマーケティングと経営にあり。 美味しさだけでは、世界で勝てない。日本発・日本食ビジネスを海外市場で成功に導くポイントとは? 「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されるなど…

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