家計管理の方法な家庭によってさまざま。どれがベストと一概には言えませんが、「夫にお任せ」「妻にお任せ」など夫婦の片方に管理が偏っていると、思わぬ事態に発展することも。一例をご紹介します。

夫婦の家計管理、収入把握の実態

まずは世の夫婦が家計をどう管理しているのか、その実態をデータから見ていきましょう。

 

不動産の売買・仲介・鑑定などの事業を行うAlba Linkが2023年10月に実施した調査によると、夫婦のお金の管理について以下のような結果が出ています。

 

お金の主な管理者は?

・妻:48.0%
・夫:20.8%
・共同(分担)で管理:18.6%
・それぞれ別で管理:12.4%
・その他:0.2%

n=500(20代~60代)/Alba Link「既婚男女500人アンケート調査」

 

「妻が管理」が最も多い割合を占めるという結果は、世間のイメージと一致しているのではないでしょうか。とはいえ、「夫が管理」が20%となっている点も見逃せません。

 

それに続くのが「共同(分担)で管理」です。2人で一緒に管理する割合は、妻・夫どちらかが主導で管理するパターンよりも少ないという結果に。

 

そして、「それぞれ別で管理」は12.4%。夫婦の財布が分かれているというパターンがこちら。多いとはいえませんが少数派ともいえない数字です。

 

どの家計管理方法が合っているかは家庭によりけりですが、「共同(分担)で管理」における利点の1つが、お互いの収入や支出を定期的に把握できるという点です。

 

一方で、夫婦がどちらかに家計管理を任せすぎてしまうと、想定外の事態に発展することも。一例を見ていきましょう。

 

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