最上階の暑さを軽減して入居者満足にも
アパートに太陽光発電を設置すれば、1部屋分の家賃収入が増え利回りがアップします。
アパートで稼げるところは部屋だけではありません。屋根でも稼げるのです。それに助成金もでます。8戸のアパートの場合(9.98KWを設置し年間9900KWh発電し買取価格42円で売った場合)、年間41万円の売電収入が見込めるのです。その結果入居率100%以上のお金を稼ぐ資産となります。売電収入は家賃収入のように変動することはないため、安定収入を大家さんにもたらします。
入居者にとっても利点はあります。
最上階の入居者は真夏になるとどうしても暑くなります。屋根に太陽光発電のパネルを設置すると屋根に直接日光が当たらなくなり、断熱効果によって真夏の暑さを軽減して入居者も快適に過ごせます。
私が設置を依頼した業者は非常に導入コストを抑えているので利回りも10%が可能となります。今は売電が42円と高いからこそ利回りが回っていますが、今後売電が下がると収支自体が合わなくなる可能性もあります。現に2010年は48円していたのが42円と下がっています。一年毎に下がるのなら早く設置する方がお得です。また物件の付加価値を上げることで空室対策にもなります。補助金が出るのも今だけであり、どんどん太陽光発電が設置されて増えるにしたがって補助金も減っていくと思われます。
提携業者はアパートの共用部分に非常用コンセントを標準工事として設置するおかげで災害時に携帯電話の充電ができ情報収集のサポートをしてくれます。
私は2棟の相模原の物件に導入しました。2棟で導入コスト552万円で11.71Wです。結果、国からの補助金59万円と相模原市から16万円の合計75万円もらえました。取得費から引けるので非課税で手に入りました。導入費の552万円は全額業者の提携先で借入しましたので1円も負担していません。毎月3万8000円の15年払いです。2011年に設置して10月の売電は5万円で11月は4万4000円ですので毎月の返済を上回ってます。
太陽光発電設置費用は減価償却費として計上可能
さらにメリットとしては節税です。大家さんにとって費用を計上しようとしてもなかなかできず収益を減らすことはできないのが実態です。実際、新たに物件を購入しなければまとまった減価償却はできません。
この太陽光発電は17年で償却でき定率法を選択すれば400万円の導入費で初年度年間67万円を費用として計上でき節税対策にもってこいの設置物になります。
私が設置した太陽光発電の業者の利点はメーカー10年保証、施工10年保証、1年後無償点検が付き提携のソーラーローンを使えば私のように資金ゼロで補助金75万円入りかつ節税対策になり、屋根の保護と断熱効果により入居者にも喜んでもらえるのです。皆様も検討する価値はあると思います。
読者のM氏から設置したいと連絡が入りました。早速業者に連絡を取り業者からM氏に電話をしてシミュレーションをしてみたところ、天窓が多々あり設置不可とのアンサーでした。したがって誰でもどこでも太陽光発電は設置できるとは限りません。傾斜や高さ、陸屋根かどうか等によりできない場合もあります。現に私の自宅は向きが合わず設置できないのです。
昨今太陽光発電の業者がどんどん増える中、業者とのトラブルが続出しているのも事実です。マスコミでは一時太陽光発電の危険性について報道していました。安い業者はいくらでもいるので価格面だけで選ばれている方もいらっしゃいます。
いい条件で設置できても業者が倒産したり、雨漏りがしたりしてトラブルになったら元も子もありません。したがって一番重要なのは施工店の選定です。本業で太陽光発電を設置する業者はほとんどなく、大抵兼業ですが私の業者はそれが本業ですので安心してまかせることができます。
太陽光発電に蓄電池を付けると節約になります。リチウムイオン蓄電池を付けると、非常用電源機能だけでなく、平常時は自動で割安な深夜電力を充電することができます。深夜電力は昼間の約30%の料金ですので、大変節約できる可能性が高いです。