アプリ配車ドライバーの権利と今後
ズルファー氏は、アプリを利用する運転手もスリランカの市民であり、彼らの権利を守る必要があると強調し、法執行当局に対し適切な対策を求めた。
「アプリ配車サービスを選択するドライバーも、他の市民と同じ権利を持つ国民です。彼らには、国内で自由に移動し、働く権利があります」
ズルファー氏は、従来のタクシーとアプリ配車サービスの両方が、異なるシステムの中で運営されながらも、スリランカの交通インフラの一部として共存するべきだと述べている。
スリランカの「タクシーマフィア」による観光客への被害
最近、スリランカのSNS上では観光客への被害動画が拡散されており、タクシーマフィアによる組織的な犯罪が問題視されている。
一部の三輪タクシー(トゥクトゥク)の運転手が観光客を遠隔地で拘束し、高額な料金を要求する事件が発生しているという。
さらに、地元のタクシー業者が組織的に共謀し、観光客に法外な料金を請求するケースも確認されている。たとえば、鉄道やバスの駅からホテルまでの短距離移動に対して、ホテルの1泊分の宿泊料金と同じ金額を請求することもある。
ズルファー氏は、こうした事件が頻発する以前は、スリランカのトゥクトゥク運転手は親切でフレンドリーなことで観光客から高く評価されていたと指摘。多くの観光客がYouTubeやTikTokで、スリランカのトゥクトゥク運転手との良い体験を発信していた。
しかし、「タクシーマフィア」の台頭により、スリランカのタクシー業界は悪評を招き、観光業全体に悪影響を及ぼしているというのが現状だ。
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