経済回復でクレジットカード利用が増加
スリランカ中央銀行の発表によると、経済回復と金利低下を背景に、2025年2月には利用中のクレジットカードが前月比で1,770枚増加した。
2月末時点での利用中カード数は202万766枚となり、1月末の201万8,996枚から0.1%の増加を記録した。
中央銀行のデータによれば、2025年の最初の2ヵ月間で利用中のカードは0.6%増加している。
また、2024年には利用中のクレジットカードが4.8%(91,371枚)増加。これは、経済回復と金利低下を背景に、各銀行がクレジットカードの販促を強化したことが要因だとされている。2024年12月単月でも19,076枚の増加が見られた。
銀行の販促強化が利用回復を後押し
アナリストによると、多くの銀行がスーパーマーケットなどの小売業者と提携し、低金利環境下でプロモーションを積極的に展開。これにより経済回復が想定以上に進み、2023年よりも多くの顧客がカードを利用するようになったと指摘されている。
一部の専門家は、2023年に延滞利率の高さを理由にカードを解約していた利用者が、現在は再び積極的にカードを使い始めている可能性もあると述べている。
2023年のカード利用減少、背景に金利急騰と債務不履行
一方で、2023年には利用中のカードが1.8%(3万9,991枚)減少していた。これは、スリランカが2022年に債務不履行(デフォルト)を宣言し、中央銀行が前例のない政策金利の大幅引き上げを行った影響とされる。
中央銀行は2022年4月、急激なインフレへの対応として金利を大幅に引き上げた。しかしその後、インフレ率は次第に低下し、2023年9月以降はデフレ傾向に転じている。これは、中央銀行が2023年6月以降に政策金利を7回引き下げたことが背景にある。
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