「唯一無二の人生」を歩むコツ
それでは「山登り」におきかえて、この3つの概念についてもう少し詳しく説明していきましょう。
どんな理由で? →ミッション(Must:使命を果たす理由)
どのような山に? →ビジョン(Will:共に目指したい未来像)
どのように登るか? →バリュー(Can:価値基準・行動指針)
まずは「なぜ、この山に登りたいか?」という理由にあたるのが、ミッション(使命)です。
どんな理由でその山に登りたいのかについても、多くの理由が考えられます。景色が映える美しい山を見つけてその景色をSNSにアップして有名なインフルエンサーになりたいという人もいれば、景色が綺麗なこの山だけに咲いている特別な花を研究したいというプラントハンターのような人もいるかもしれません。
続いて、「どんな山に登りたいか」。これがビジョンにあたります。
ひとえに「人生は山登りである」といっても、どんな山に登りたいかは人それぞれ違います。エベレストの頂上のように、とにかく標高が高いところを目指したい人もいれば、景色が美しい山に登りたいという人もいる。
一方で、みんなが知らないニッチな山だけど、私だけが知っているような山に登りたいという人もいる。人それぞれどんな山に登りたいかによって、目指す山頂の景色も違いますよね。これがビジョンにあたります。
最後は、「どう登るか?」というバリュー(価値基準)についてです。
登り方についても個性は現れます。断崖絶壁でも最短最速で登りきりたいという人もいれば、周りの景色を楽しみながらゆったりと登りたいという人もいると思います。
また、遭難しないためにたくさんの荷物を背負って用意周到に備えてから出発する人もいれば、まずは登れるところまで登ってみようと身軽な格好で行く人もいるでしょう。この価値基準・行動指針というのも個性が現れるポイントです。
ちなみにニーチェは、こんな言葉を残しています。
登山の喜びは、山頂に達したときに頂点となる。しかし、私にとって、一番の楽しみは険しい山脈をよじ登っているときである。険しければ険しいほど、心臓は高鳴り、勇気は鼓舞される。
この言葉のように、人生は山登りだと考えると、どんな理由で、どんな山に、どう登るのか。その山登りのプロセスこそが、唯一無二の人生を紡ぐのではないでしょうか。
■らしさを紡ぐコピー化のコツ
人生において、どんな山に、どんな理由で、どのように登るかを考えてみよう。
堤 藤成
株式会社ツツミ・インターナショナル
代表取締役
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