保険会社の清算にむけた動きの例(欧州)…FWUルクセンブルクの清算に関するEIOPAの情報提供
(写真はイメージです/PIXTA)
欧州の保険業界において大きな影響を及ぼした、FWUルクセンブルクの財務問題。資本要件を満たせなかったことが発端となり、破産手続きへと進むことになりました。本稿では、ニッセイ基礎研究所の安井義浩氏が、破綻の経緯と、保険契約者に求められる行動について詳しく解説します。
その後の動き-2025年2月5日まで※2
2024年7月に始まった一連の動きの中で、6ヵ月の期限が過ぎ、FWUルクセンブルクの解散と清算が決定したようである。関係者の動きは以下の通りである。
2025年1月19日 期限到来
2025年1月22日 保険料徴収の停止
2025年1月31日 各国で情報サイトの遮断
2025年2月5日 清算人による清算プロセスの初期段階の公表
清算手続きが開始された現時点では、保険契約者へのさらなるガイダンスは、清算人とCAAから適宜提供されることになっている。またもちろん、中間段階での案内と同じく、CAAの他、居住地の保険監督当局の情報も参考になるとしている。
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ニッセイ基礎研究所
保険研究部 主任研究員
年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任
【職歴】
・1987年 日本生命保険相互会社入社
・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
・2012年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
・日本証券アナリスト協会 検定会員
著者プロフィール詳細
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※本記事記載のデータは各種の情報源からニッセイ基礎研究所が入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本記事は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
※本記事は、ニッセイ基礎研究所が2025年2月21日に公開したレポートを転載したものです。