日経平均3万8,000円を下放れも…配当利回り3%以上、安心して投資できる「銘柄」【ストラテジストが解説】

日経平均3万8,000円を下放れも…配当利回り3%以上、安心して投資できる「銘柄」【ストラテジストが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2025年2月28日に公開したレポートを転載したものです。

配当利回り3%以上、ROE10%以上の銘柄をピックアップ

今日で2月も終わり来週からは名実ともに3月相場入りだ。ここは再び高配当株への投資で防衛的な運用を志向する局面だろう。

 

日経平均採用銘柄で配当利回り3%以上、ROE10%以上の銘柄をピックアップすると、こんなにたくさんある。株価が安くなったいまは高配当株の仕込み時期だろう。

 

日本経済新聞の取材にも答えたが、商船三井の配当利回りは6%超もある。バフェット銘柄の大手商社も安心して投資できるだろう。それらに加えてコマツや日立建機などの建設機械メーカー株が魅力的に思われる。ダメだと思われている中国経済が実際には早くも復調しているからだ。コマツの建機の伸び率や機械稼働管理システムKomtraxから得られた地域別の車両稼働時間などを見ると中国がダントツで伸びているのがわかる。

 

日本株がさえない理由のもうひとつは、足の速い資金が日本を飛び越えて再び中国に戻っているからだろう。

 

出所:マネックス証券作成 2025年2月27日終値で算出
[図表]配当利回り3%以上、ROE10%以上の日経平均採用銘柄 出所:マネックス証券作成 2025年2月27日終値で算出

 

 

広木 隆

マネックス証券株式会社

チーフ・ストラテジスト 執行役員

 

※本記事はマネックス証券 チーフ・ストラテジスト広木隆氏のストラテジーレポート『レンジを下放れた日本株 高配当株でディフェンシブ的な運用を』を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。また、投資による結果に編集部は一切責任を負いません。投資に関する決定は、自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。

 

 

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