(※写真はイメージです/PIXTA)

高収入・資産豊富な夫との離婚。相手が有責であれば慰謝料を受け取り、財産分与で資産は半分に。離婚後も経済的には困らなそうですが、思いどおりにいかなったというケースも少なくないようで……。本記事では佐伯夫妻(仮名)の事例とともに、離婚における財産分与に隠れた落とし穴について、波多FP事務所の代表ファイナンシャルプランナー・波多勇気氏が解説します。※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

「離婚=勝ち組」ではない、財産分与の現実

「夫の不倫=有利な離婚」ではありません。特に不動産が絡む場合、財産分与を想定どおりに進めるのは難しく、住宅ローンがあると「住み続ける」という選択肢すら取れないこともあります。

 

また、離婚後に「安定した生活を送れる」と考えていた人ほど、計画が崩れるリスクが高くなります。専業主婦だった人が社会復帰する難しさや予想外の支出を考慮すると、慰謝料や財産分与だけで一生暮らせるわけではありません。

 

「夫の不倫=財産を奪える」という短絡的な思考は危険。現実的なマネープランを考えなければ、離婚後の生活は苦しくなるのです。夫婦の結婚生活の先ゆきはわからないものですが、資産の計画はいつでもたてられます。不足の事態が訪れる前に、対策をとっておくことこそが重要です。

 

 

波多 勇気

波多FP事務所

代表ファイナンシャルプランナー

 

注目のセミナー情報

【事業投資】3月22日(土)開催
年商5億円も夢ではない
なんと⁉店舗継続率、驚きの97.3%!
「買取大吉」のリユースビジネスの秘密とは

 

​​【税金】3月25日(火)開催
“国税OB不動産専門税理士が登壇“不動産投資セミナー
実物件を使ったシミュレーションで学ぶ賢い不動産投資術!

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

 

※プライバシーのため、実際の事例内容を一部改変しています。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録