特定看護師のメリットを100%活かしきれていない現状が
これは、当法人に所属する、自治医科大学の看護師特定行為研修センターのプログラムを修了した看護師に聞いた話です。修了生が年に一度集まり、近況を報告し合う会があるそうで、自分が行っている業務について報告すると、他の医療機関の修了生から、とても羨ましがられるといいます。
現在のところ、当法人においても医師が同伴しないという訪問スタイルはなく、特定看護師のメリットを100%活かしきれていない状況です。にもかかわらず、修了生の間ではトップランナーと見られるほど、当法人で特定看護師に任せる業務範囲は相対的に広いといいます。
なぜ、できるはずの業務を任されないのか? これにはいくつかの理由がありますが、一つは所属している医療機関、組織の上層部の考え方が大きいように感じます。
特定看護師と認定看護師
特定看護師になるためには、在宅・慢性期の特定行為区分をすべて修める場合で、必要な研修時間数はおよそ400時間、期間は9ヵ月間前後で修了するプログラムが多いです。また、対面授業や実習も必要ですが、教育機関によってはeラーニングが可能なため、就労しながら研修を受けられます。費用は約40万~100万円。「教育訓練給付制度」や「人材開発支援助成金」などの給付制度が利用できます。
一方で、「特定の看護分野において熟練した技術と知識を持つ看護師」として認められた認定看護師というものも存在します。認定看護師は「認定看護分野」ごとに日本看護協会が認定する資格です。5年以上の実践経験があり、協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できます。
たとえば在宅ケア分野の認定看護師になるには、約800時間の課程を修了するため、約1年間学校に通う必要があります。そのため、多くの場合は仕事を休まざるを得ないうえ、教育機関の数が少なく、開講している教育機関が遠方の場合は近くにマンスリーマンションを借りたり、引っ越したりする必要があります。一般的に、費用は約100万円以上かかります。
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