事前に遺言作成をしておくことが大切
夫婦に子どもがいない場合、遺産相続問題はより複雑になります。
波平とフネは三人の子宝に恵まれましたが、もしも彼らに子どもがいなかった場合に波平が亡くなると、フネの他波平の兄・海平と妹・なぎえが相続人となり、さらに海平となぎえの子どもたちも相続人となる可能性があります。
海平となぎえとフネは普段から交流があるわけではないでしょうから、遺産分割協議がスムーズにいくかどうかはわかりません。
波平が「財産は全てフネに残したい」「特定の親族や施設に寄付したい」と考える場合、遺言を用意しておくことが必要です。
遠方に住んでいる海平が自宅を相続してしまうと、家の管理に興味がなかった場合に、世田谷の家が売却されてしまう可能性もあります。夫婦のみで財産を守りたい場合や、特定の目的に活用したい場合は、遺言を早めに作成しておくことが重要です。
長谷川裕雅
永田町法律税務事務所代表
終活コンサルタント
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