自分で改善できる力を養う「ヒヤリハットチェック」
一般的にヒヤリハットチェックとは、重大な事故につながってもおかしくない一歩手前の事例をみんなで共有し、予防する取り組みのことを指します。おもに工場や建築現場など危険と隣り合わせの職場で導入されていることが多いですが、私たちも早くから採用しています。
このヒヤリハットチェックを採用しているのは、販売などではマニュアルどおりにいかないことが多いからです。
毎日同じような業務で、同じようにお客様に対応していても、そもそもの「自分自身」が一定ではありません。一定でない自分自身が下す判断と対処が不安定では、プロとして良い接客ではないのです。
そこで、自分が「やってしまった」「しくじった」「お客様に怒られた」……そんな経験をできる限り言語化して、ミスやエラーを一つでも減らすという小さな気づきの機会になるように、従業員にはヒヤリハットチェックに取り組んでもらっています。
前田省三
株式会社パレット 会長
