その距離感、間違えてます
ビジネスシーンにおいて、相手と適切な距離感を保つのは大切で、そのために適切な敬意を表現できる必要があります。日本では呼びかけも表現手段のひとつですので、間違えないようにしたいところです。
呼びかけには「様」「さん」「くん」「ちゃん」といくつかありますが、ビジネスシーンで「〇〇くん」「〇〇ちゃん」と呼ばれることに抵抗を感じる人は少なくないようです。それも道理で、相手への敬意が含まれると考えられるのは「様」と「さん」でしょう。「くん」や「ちゃん」はいずれも親しい相手に使われる言葉であるのに加え、どちらかというと、目下と考える人間への呼びかけのイメージです。ビジネスで対等につきあう人への呼びかけとしては難があります。
それぞれの関係性や状況に応じて柔軟に対応するのは大切ですが、よほど親しい関係性が築かれていないと「くん」や「ちゃん」で呼ぶことは、急に距離を詰められたような不安や、侮られているような不快を感じさせる可能性があります。
知り合って間もないクライアントから「これから〇〇ちゃんって呼んでいいかな?」と言われて、嫌悪感で鳥肌がたった、という体験を人から聞いたことがあります。
言った人からすれば距離を縮めて親しくつきあいたいと思っただけかもしれないのに、嫌悪感にまでなるとは心外でしょう。しかし、これは紛れもなく距離感を間違えた問題です。相手に踏み込みすぎて、不安や不快につながった事例なのです。信頼されるどころの話ではありません。
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