参考にすべきは大手分譲マンション。「今度はいつどこに建つんですか?」と聞かれる分譲住宅「ブランディング」のコツは?

参考にすべきは大手分譲マンション。「今度はいつどこに建つんですか?」と聞かれる分譲住宅「ブランディング」のコツは?
(※写真はイメージです/PIXTA)

経営者であれば、極力少ないリスクで大きなリターンを得たいと思うものでしょう。「分譲住宅経営」において最小限のリスクで事業を成長させるには、どのような工夫が必要なのでしょうか。本稿では、「株式会社戸建分譲総研」代表取締役・奥村友裕氏の著書『分譲住宅ブランディング戦略』(幻冬舎メディアコンサルティング)より、顧客を振り向かせる分譲住宅の「ブランディング」を成功させるコツについて、詳しく解説します。

ここに住みたいと直感的に思わせるデザイン

どのようなプロダクトでも、外観デザインが重要であることに異論はないと思います。外観デザインは、購買の決め手となる重要な要素なのですが、ほとんどの分譲住宅がどれも同じような見た目で、個性やセンスを感じる家が少ないのは残念なことです。

 

分譲住宅に個性やセンスを期待しないという顧客が多いのは事実ですが、「すてきな外観の住宅に住みたい」という潜在意識は多くの人のなかにあるものです。

 

顧客自身が気づいていない欲求の一つで、外観だけでなく、分譲地全体の空間をデザインし、それに適したクリエイティブやネーミングでアピールすることができれば、広告を見てもらっただけでここに住みたいと直感的に思わせることもできるのです。

 

例えば、車の広告ではテレビCMもパンフレットも、まずは見た目の美しさやかわいらしさを訴求し、車の排気量や燃費などといった、ハード面の魅力は、訴求する要素の末席に少しだけある程度です。それでも人気のある車はどんどん売れていきます。

 

それは、外観デザインが感情に訴えかけ、商品を手に入れたときや乗っているときに味わえる快感を想起してもらうからです。

 

私のクライアントのなかには、外観デザインに力を入れたことで、売上が135%もアップしたハウスメーカーもあります。「デザインのよい分譲住宅」というブランディングによって値引きをせずに売り切ることができました。

 

このブランドは話題になり、「今度はいつどこに建つんですか?」と問い合わせがくるほどで、もはや放っておいても顧客がやってくる状態になっています。

 

※本連載は、奥村友裕氏による書籍『分譲住宅ブランディング戦略』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集したものです。

分譲住宅ブランディング戦略

分譲住宅ブランディング戦略

奥村 友裕

幻冬舎メディアコンサルティング

デザイン力・営業力・マーケティング力を身に付け 大手メーカーに負けない独自ブランドを確立する! 我が国の新設住宅着工戸数は、1991年度の167万戸をピークに下降の一途をたどり、2022年度には86万戸に減少し、2040年度…

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