金融市場(12月)の振り返りと予測表
10年国債利回り
12月の動き(→)月初1.0%台後半でスタートし、月末も1.0%台後半に。
月初、日銀の12月利上げ見送りの可能性に言及した報道を受けて、1.0%台前半に低下。その後は日銀の利上げ見送り観測(金利低下要因)とFRBの利下げペース鈍化観測(金利上昇要因)が綱引きする形となり、1.0%台半ばでの推移が継続。
18日のFOMCでは、ドットチャートやパウエル議長会見で利下げペースの鈍化が示唆されて一旦金利が上昇したが、翌19日のMPMで利上げが見送られ、植田総裁会見でも1月の利上げが示唆されなかったため、20日には再び1.0%台半ばへ低下した。
月終盤には、米国のインフレ再燃懸念、来年度の国債市中発行増加報道、株価の上昇を受けて上昇し、27日には約13年ぶりに1.1%を突破した。月末は1.0%台後半で終了した。
ドル円レート
12月の動き(↗)月初150円台前半でスタートし、月末は157円台後半に。
月初、150円を挟んだ推移が続いた後、中国政府による景気刺激策への期待からリスクオン(選好)の円売りが入り、10日に151円台半ばに。その後も強めの米経済指標や観測報道等による日銀の利上げ見送り観測などから円安が進み、17日には154円台に乗せた。
しばらく様子見地合いを経た後、日銀が利上げを見送り、植田総裁会見が早期利上げに前向きではないと受け止められたことで、20日は157円台後半に。下旬も円安ドル高圧力が続いたが、日本の当局による口先介入が円の下値を一定程度支える形となり、月末も157円台後半で着地した。
ユーロドルレート
12月の動き(↘)月初1.05ドル台前半でスタートし、月末は1.03ドル台後半に。
月初、冴えない米経済指標をきっかけにしてユーロに買戻しが入り、6日に1.05ドル台後半を付けた。その後はECBの利下げ継続観測がユーロを圧迫し、ECB理事会を受けた12日には1.05ドルを割り込んだ。
しばらく1.05ドル付近での推移が続いたが、FOMCで利下げ鈍化姿勢が示されたことで20日には1.03ドル台後半まで下落した。月終盤はクリスマス休暇で動意を欠き、1.04ドル付近での推移が継続。月末は1.03ドル台後半で終了した。
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