そんな、ウチの子に限ってまさか…年収1,000万円の59歳・定年直前サラリーマン、溺愛する21歳ひとり娘の“久々の帰省”に大喜び→目の前が真っ暗になった、娘からの「衝撃告白」【CFPが解説】

そんな、ウチの子に限ってまさか…年収1,000万円の59歳・定年直前サラリーマン、溺愛する21歳ひとり娘の“久々の帰省”に大喜び→目の前が真っ暗になった、娘からの「衝撃告白」【CFPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

人生100年時代のいま、長い老後生活を見据えてライフプランを立てている人も少なくないでしょう。しかし、収入も退職金も十分にあり「老後は安泰だろう」と思っていても、“予想外の事態”は起きるもの。とある家庭の事例をもとに、家計の破綻危機を回避する方法についてみていきましょう。牧野FP事務所の牧野寿和CFPが解説します。

学校行事は常に最前列…ひとり娘を溺愛していたAさん

会社員のAさんは、現在59歳です。3歳年下で専業主婦の妻Bさんと、都内近郊にある戸建て住宅に暮らしています。

 

2人にはAさんが38歳、Bさんが35歳のころに生まれたひとり娘のCさんがいます。2人はなかなか子宝に恵まれなかったこともあり、特に父AさんのCさんに対する溺愛ぶりは近所でも有名でした。

 

Cさんが中学を卒業するまでは、運動会や文化祭などの学校行事に必ず出席していたAさん。常に保護者席の最前列を確保し、持参したビデオカメラで愛娘の姿を余すことなく撮影します。思春期になったCさんは何度も「パパ、うざい! ストーカーみたいだからやめて!」と懇願しましたが、Aさんの“行事皆勤賞”はCさんが高校に入学するまで続きました。

 

また、Aさんは「娘にはさまざまな経験をしてほしい」と、幼いころからピアノや水泳、学習塾といったさまざまな習いごとをさせてきました。

 

反抗期のCさんは、こうしたAさんの“愛情”を嫌がり「一刻も早く家を出たい」と猛勉強。都内の大学に合格し、1人暮らしをスタートさせました。

「年末年始、帰るよ~」…愛娘の“久々の帰省”に大喜び

娘が実家から出てしまい寂しくなったAさんは、大学に入った娘に「1人暮らしは大変だろうから、週末はなるべく帰ってきなさい」と要求。

 

入学当初は、ホームシックもあり、Aさんの言うとおり電車で片道1時間以上かけて毎週のように帰省していたCさんでしたが、徐々に大学生活にも慣れ、帰省する頻度は減少。前年の正月に顔を出したきり、直近の夏休みも帰っていませんでした。

 

そんなCさんから、久しぶりにAさんに連絡が入りました。

 

「年末年始、帰るよ~」

 

1年ぶりに愛娘が帰ってくる! Aさんは大喜びです。

 

当日、Aさんは仕事のため、妻のBさんが車で最寄り駅まで迎えに行くことになりました。

 

Aさんは会社を定時ぴったりに退社し、自宅でわが子の帰りを待ちます。しかし、BさんとCさんはなかなか帰ってきません。

 

「2人で買い物でもしているんだろうか。それにしても遅いな……」

 

Aさんが待ちくたびれていると、ようやく玄関のドアが開きました。2人が帰ってきたようです。

 

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※プライバシー保護の観点から、登場人物の情報を一部変更しています。<参考・出典>
・ 厚生労働省「出産費用の見える化等について」
(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001143706.pdf)

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