「穏やかな老後」が消え去る妻の告白
事情はこうでした。佐藤さんから家計管理を任されていた妻は、それをいいことに友人と豪華ランチに行ったり、買い物をしたりすることをひそかに楽しんでいました。物静かで自主的にお小遣い制を取る夫には、とくに気を使う必要もないと考えていたようです。
妻は夫の給与全額を預かっていたものの、実際には家計管理は苦手でした。収入と支出のバランスを考えられず、子どもの教育費や習い事にお金をかけ、分譲マンションも妻主導で購入。それでも、夫は妻がやりくりしているのだから大丈夫だろうと任せていたのでした。
そんな生活ですから、佐藤さんの収入が徐々に減っていったこともあり、貯蓄は一向に貯まりません。退職金は入ってくるけれど、住宅ローンの残債を返済すれば残金はほとんどなくなります。いざ老後がやってくれば、この事態はすぐに夫にばれてしまう……。
そんなとき、SNSを通じて知り合った女性から投資話を持ち掛けられ、つい話にのってしまったというのです。投資話を勧められる前には、かなり長くメッセージのやりとりもしており、悩みも親身に聞いてくれたことから、すっかり信じてしまったのだとか。
「資産運用が必要な時代だとか、よく言うじゃない。それであな他の退職金で投資したら最初はものすごく利益が出たのに、どんどん損失が大きくなって、取り戻そうとしてやめられなくて……」
「なんてことをしたんだ」「老後はどうなるんだ」もちろん怒りはありました。しかし、お金のこと以上に、自分は家庭のためにと思って働き、お小遣いも最小限で頑張ってきたのに、妻はそれに感謝もしていないことに気づき、ショックを受けたのでした。
むしろ「私も家計のことを考えてやったんだ」「あなたの稼ぎが悪いから」と責められる始末。自分としては精いっぱいやってきたつもりの佐藤さん。しかし、その気持ちは妻に届かず、老後の先行きもまったく見えない状態になったのでした。
家計すべてを相手に預けることは信頼関係あってこそでしょう。自分はギリギリのお小遣いで頑張ってる、すべては家庭のため。そう心で思っているよりも、夫婦できちんと話をすることのほうがずっと大切なのかもしれません。
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