あまりに残酷ではないですか?…悠々自適の老後を確信していた勤続30年超・55歳の年収850万円部長が男泣き。発端は「可愛がってくれた社長の病死」

あまりに残酷ではないですか?…悠々自適の老後を確信していた勤続30年超・55歳の年収850万円部長が男泣き。発端は「可愛がってくれた社長の病死」

人生100年時代を見据え、いまや70歳を過ぎて働くこともめずらしくない時代。気力と体力があれば人間いつまででも働ける……。確かにそうなのですが、すべてがずっとそのままとはいかないもの。特に1つの会社で働き続けてきた「生え抜きミドル」は、想像していなかった落とし穴にハマることも。見ていきましょう。

何歳まで働きたいですか?…年を取れば働き方も変わっていく

少子高齢化が進み、以前のように「年金をもらうようになったら仕事はおしまい」とはいかなくなりました。多くの人が65歳を過ぎても働いているという現実があります。

 

総務省『労働力調査』によれば、2021年の高齢者の就業率(65歳以上の人口に占める就業者の割合)は25.1%です。このうち65~69歳は50.3%、半分が就労している状態です。また、70歳以上でも18.1%、5人に1人は働いているという結果でした。

 

一方、内閣府『高齢者の経済生活に関する調査(令和元年度)』では、65歳以上の人を対象にした「何歳くらいまで働きたいと考えている?」という質問に対して、このような結果が出ています。

 

【何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか(したかったか)】

・65歳くらいまで…25.6%

・70歳くらいまで…21.7%

・75歳くらいまで…11.9%

・80歳くらいまで…4.8%

・働けるうちはいつまでも…20.6%

・仕事をしたいとは思わない…13.6%

・不明・無回答…1.9%

 

※出典:内閣府「高齢者の経済生活に関する調査」/令和元年度

 

一般的に年金受給を開始する年齢の「65歳まで」が25%で1位。ですが、「70歳ぐらいまで」も大差のない2位です。「仕事をしたいとは思わない」も13.6%いますが、多くの人が65歳を超えても働きたいと考えているようです。

 

ただ、「まだまだ働けるから」と前向きな人もいる一方で、「生活のためにやるしかない」という人もいると推測されます。

 

なお、65歳以上になる8割弱は「非正規雇用者」になります(総務省「労働力調査」2023年より)。年齢に応じて雇用形態や働き方は変化していき、収入もそれに応じて変化することになるでしょう。

 

ただ、現役時代にも「変化の波」はやってきます。それが会社員の「役職定年」という仕組みです。

 

杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>

次ページ役職定年は会社として必要な制度かもしれないが…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録