(※写真はイメージです/PIXTA)

死別や離婚により、ひとり暮らしとなった高齢親。子どもとしては心配ではありますが、自身の生活もあるなか、そう頻繁に様子を見に行くことは難しいかもしれません。親としても、困ったことがあってもなかなか子どもには頼りにくい事情もあるようで……。本記事では、美智子さん(仮名)の事例とともに、ひとり暮らしの高齢親の注意点について、波多FP事務所の代表ファイナンシャルプランナーである波多勇気氏が解説します。※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

子どもに迷惑をかけたくない高齢親

「ここには来ないで」美智子さんの言葉の裏には、経済的な不安と心理的な葛藤がありました。 しかし、それ以上に大きかったのは「娘に迷惑をかけたくない」という親心。少子高齢化が進む日本では、こうした問題を抱える高齢者が増えています。親を想う子ども、子どもに頼りたくない親。そのまま放置してしまえば、あとあと大きな問題へと発展してしまうケースもあります。

 

ファイナンシャルプランナーとしては、住まいのコストを再評価し、無理のない生活設計を提案することが重要です。 そして、家族とのつながりを取り戻すためのサポートも欠かせません。

 

美智子さんのような方が「安心して暮らせる」環境を作る。それが、私たちに求められている課題ではないでしょうか。

 

 

波多 勇気

波多FP事務所

代表ファイナンシャルプランナー

 

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※プライバシーのため、実際の事例内容を一部改変しています。

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