昨日11月27日の日経平均株価は続落。トランプ次期米大統領による輸入関税引き上げに対する警戒感が高まっていたほか、為替相場で米ドル安・円高が進んだこともあり、円安の恩恵を受けやすい自動車株や半導体関連銘柄を中心に売り優勢の展開となりました。値がさ株が売られたことで日経平均株価は一時節目の38,000円を割り込んだものの、この水準では押し目買いも入りやすく、大引けにかけて指数は下げ幅を縮小させ、前日比307.03円安の38,134.97円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが47銘柄、値下がりが178銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ファナック〈6954〉、ファーストリテイリング〈9983〉信越化学工業〈4063〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、中外製薬〈4519〉、TDK〈6762〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ニトリ〈9843〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は18億2,600万株、売買代金は4兆1,750.64億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、その他製品、医薬品、サービス業 、空運業、電気・ガス業などが上昇した一方、輸送用機器械、海運業、非鉄金属、卸売業、ゴム製品が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がダイドーグループホールディングス〈2590〉で+376円(+12.90%)の3,290円、2位がYTL〈1773〉で+7円(+11.29%)の69円で、3位がSHIFT〈3697〉で+1,240円(+8.24%)の16,290円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がサンリオで-744円(-14.42%)の4,416円、2位が人・夢・技術グループで-146円(-8.37%)の1,598円、3位が三井E&Sで-112円(-6.75%)の1,547円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは23銘柄、年初来安値を更新したのは58銘柄でした。
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