10月10日の日経平均株価は、前日の米株高と1ドル=150円に迫る円安を受けて、寄り付き後すぐに前日比300円以上高い39,616.59円をつけました。しかし、その後は徐々に上げ幅を縮め、後場寄り直後にはほぼ前日引け値程度まで戻すなど、指数は伸び悩む展開に。結局、日経平均株価は前日比102.93円高の39,380.89円で取引を終えました。
株価が伸び悩んだ要因として、日経平均は心理的節目の40,000円を目前にするなか、本日引け後にファーストリテーリング〈9983〉など小売り大手の決算発表を控えていたほか、本日のNY時間には9月の米消費者物価指数(CPI)も控えており、様子見ムードが広がりやすかったとみられます。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが149銘柄、値下がりが74銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファーストリテイリング〈9983〉、信越化学工業〈4063〉、第一三共〈4568〉、オムロン〈6645〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、リクルートホールディングス〈6098〉、イオン〈8267〉、ファナック〈6954〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億0,600万株、売買代金は3兆5,288.84億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、ゴム製品、保険業、銀行業、医薬品、輸送用機器械などが上昇した一方、小売業、サービス業、繊維製品、その他製品、石油・石炭製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がライオン〈4912〉で+110.5円(+6.95%)の1,701.5円、2位が三光合成〈7888〉で+38円(+6.60%)の614円、3位がリソー教育〈4714〉で+15円(+5.77%)の275円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がラウンドワン〈4680〉で-114円(-10.47%)の975円、2位がイオンファンタジー〈4343〉で-199円(-8.77%)の2,071円、3位がイオン〈8267〉で-336円(-8.66%)の3,542円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは31銘柄、年初来安値を更新したのは7銘柄でした。
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